【CAのここだけの話】CAになって気づくシャワーキャップの万能性 私のレイオーバー必携アイテム (1/2ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ):自分を磨く経済情報サイト
フライトには大小2つのスーツケース
SankeiBiz読者のみなさんだけに客室乗務員(CA)がこっそり教える「ここだけ」の話。第66回はアメリカ系航空会社勤務乗務1年目の美樹サンティアーゴがお送りいたします。
prevnextprevnext世界各国に就航地を持つ外資系航空会社のCAは、多い月には1カ月で7、8カ国に飛ぶこともあります。フライトから帰ってきて12時間後にはまた次のフライト…といったハードスケジュールも珍しくありません。そんな私たちがよく聞かれる質問に「どのようにパッキングしているの?」というのがあります。
多くのCAは一般的に、大小2つのスーツケースで仕事に行きます。小さいスーツケースには機内で使うエプロンやフラットシューズ、軽い食事やフライト情報を書いたノートなど仕事中に必要なものを入れています。私たちは就航地に宿泊することあるいは宿泊を伴う乗務を「レイオーバー(lay over)」と呼びますが、大きいスーツケースにはレイオーバーに使用するものを入れています。例えば、滞在先で着る服や靴、バッグやホテル滞在中に使う小物などです。今回はその中でも、私が乗務にあたる中で便利だと思うアイテムやレイオーバーに欠かせない必需品を紹介します。
シャワーキャップが秘めていた“大いなる可能性”
1. バスボム 気泡で疲れを癒す
バスボムとはボール型の入浴剤です。発泡性があり、お湯に入れるとシュワシュワと音を立てながら溶けていきます。フライトで疲れた後、北欧や冬のヨーロッパなど寒い地域で出かけ後などホテルの部屋でバスタブに浸かる時間はCAにとって最高のリラックス法です。
外国人クルーから教えてもらって以来、私のスーツケースの中には必ずバスボムが入っています。
2. iPadと本 レイオーバーの欠かせないお供
「今回のレイオーバーはホテルでゆっくりしよう」。何回も訪れている国や、外に出ることが治安上あまり推奨されていない国に行くとそんな気分になることもあります。以前、滞在先でテレビを点けてみたらどの番組も現地の言葉で放送されており、英語で見られるのはニュースしかなかったという経験があります。ノルウェーのオスロに行ったときもそうでした。以来、私は毎回レイオーバーにはiPadを持参しホテルステイを存分に楽しんでいます。
3. 食べ慣れた食べ物 インスタントが便利
現地の食べ物が合わなかったり機内で少しお腹が空いたりというときのために、インスタント味噌汁や春雨スープなどお湯を入れるだけで簡単にできる食べ物は役に立ちます。一緒に働いているクルーの中にはカップ麺やフルーツ、家で作ってきたご飯などを持ってくる人もいます。このように、不慣れな環境での滞在でもみんな様々な工夫をして体調管理などに努めています。