エミレーツ航空、空港内と機内における衛生対策を発表
エミレーツ航空は16日、空港内と機内における衛生対策を発表した。
エミレーツ航空は、お客さまと従業員が安心して搭乗できるよう、空港内と機内における衛生対策について発表しました。50都市以上への定期便運航再開を受け、新しい対策が実施されています。
エミレーツ航空最高執行責任者のアデル・アハメッド・アル・レダは次のように述べています。「エミレーツ航空は、お客さまと従業員が使用する場所を衛生的に保つため、さまざまな対策を実施しています。すでに機内における感染リスクは、非常に低い状況ですが、空港でのチェックインから渡航先で降機するまでの過程を改めて見直し、感染リスクをさらに抑えられるよう努めています。
私たちはドバイ国際空港や入国管理局、保健当局、航空当局など、あらゆる機関と協力し、対策を実施しています。毎日変化する状況に応じて、新たな対策の考案や現行案の改善をすることも視野にいれおり、引き続き専門家にアドバイスをいただきながら対策を検討していく予定です。
アラブ首長国連邦全体で実施しているパンデミックの予防・管理対策と合わせて、エミレーツ航空が行っている対策のすべてが地域社会や世界の健康と安全を守るべきものであり、国民の信頼にもつながるでしょう。」
チェックイン時の対策エミレーツ航空は、ドバイ国際空港でのチェックインからフライト中、乗り換えなど、すべての場面において、お客さまと従業員の安全を確保するため、手袋、マスク、抗菌ウェットティッシュ、手の消毒剤を含む無料旅行衛生キットを配布します。
すべてのお客さまと従業員は、ドバイ国際空港内では手袋とマスクの着用が、フライト中にはマスクの着用が義務付けられています。また、ドバイ国際空港には、サーマルスキャナーが各所に設置されており、お客さまと従業員の温度を随時確認することができます。チェックイン、出入国、搭乗、乗り換えの各過程において、ソーシャル・ディスタンスを維持できるよう立ち位置に印をつけています。
また、チェックインカウンターや出入国審査カウンターには、飛沫予防策として透明のパーテーションを設置し、お客さまと従業員が安全にやり取りできるようにしています。
乗り換え時の対策ドバイ国際空港にて乗り換えられるお客さまは、降機時にサーマルカメラによる体温測定を受けていただきます。乗換カウンターにも透明のパーテーションを設置しており、従業員は保護服(PPE)を着用しています。乗り換え時にも無料旅行衛生キットを配布しています。
搭乗時の対策搭乗は、各列ごとに時差搭乗のご案内をしています。ソーシャル・ディスタンスを保ちながら、お待ちいただけるよう搭乗待合室のレイアウトを変更しました。搭乗ゲートの従業員も防護服を着用し、お客さまの案内にあたります。また、各ゲートはご案内終了後に徹底的に洗浄・消毒されます。
フライト時の対策客室乗務員は防護服を着用し、フライトが1.5時間以上の場合には、機内サービスに従事する客室乗務員とは別に、客室サービスアシスタントも搭乗し、45分毎にトイレの清掃を行うようオペレーションを見直しました。また、各トイレには消毒用石鹸と手洗い説明書を用意しています。
接触による感染リスクを最小限に抑えるため、雑誌やその他印刷物の配布を一時中止していますが、プレミアムクラスに限り、お一人様用のお食事メニューとワインリストを配布します。マットレス、枕、毛布、ヘッドフォン、おもちゃなど、各種アメニティは完全密閉した状態で提供しており、お食事用のカトラリーは使用前に滅菌された高品質のものを用意しています。
機内持ち込み手荷物は、ノートパソコン、ハンドバッグ、ブリーフケース、ベビー用品などの最低限必要なもののみが対象で、手荷物のチェックインも必須です。運航先の一部は健康申告フォームの提出を義務付けており、お客さまにはペンを持参するようお願いしています。
エミレーツ航空では、機内で循環する空気を常に清潔に保つために、空中のウィルスやゴミを99.97%除去する高性能フィルター(HEPAフィルター)を全機に装備しています。フライト後、ドバイ国際空港において各機体の念入りな洗浄・消毒作業が行われています。
従業員に対する対策従業員の安全を守るため、フライトに携わる従業員と客室乗務員には、仕事前と後に利用できる送迎車を用意しています。運航乗務員は、乗務予定の航空機に搭乗する前に専用施設でチェックインします。乗り継ぎは可能な範囲で削減し、乗り継ぎが必要な長距離フライトの乗務の場合は、全員にホテルのシングルルームを用意します。フライトに携わった運航乗務員ならびに客室乗務員には、ドバイに帰国時にPCR検査を受けてもらい、フライト後は勤務を除き自宅にて14日間の検疫を義務付けています。