06

Dec

ディスプレイは折り畳めなくてもいいから2画面以上あると便利

解像度が高ければ視聴距離も短くなる

TVの世界では、すでに4K解像度50型超の画面が主流になりつつある。画面は大きい方がいいのだが、50型という画面の広さは目の前において使うにはちょっと大きい。画面全体を見渡すには、1m以上離れる必要がある。

4K解像度ではフルHDの半分程度の視聴距離が想定されている。距離は、一般に画面の高さの1.5倍程度だそうだ。50型画面なら、その高さは約62cmなので、その1.5倍=約1mというわけだ。

ただ、これは映画などの映像コンテンツを楽しむときの視聴距離なので、ウィンドウ表示されるPCの画面はちょっと別の考え方が必要だ。

ディスプレイは折り畳めなくてもいいから2画面以上あると便利

このサイズのディスプレイを置き、約1m離れて作業できる環境はかなり限られている。少なくとも幅が1m程度あるデスクを用意しなければならないだろう。

1×1mの正方形のテーブルがあれば50型ディスプレイを1mの距離に安定して設置でき、適切な距離で使うことができる。ちなみに、新JIS規格のデスクでもっとも小さいものは、幅が80cm、奥行きが60cmだ。

このサイズのデスクに50型を置いてPC作業をするのはちょっとつらいかもしれないが、常時、画面全体を見ているわけではないのでなんとかなったりもする。だからこそ、ウィンドウ表示が必要なのだ。

ちなみにWindowsは46型ディスプレイに4K解像度で100%表示したときにOSとしての想定解像度になる。これは23型ディスプレイにフルHD解像度で100%表示したのと同サイズだ。

別の言い方をすると、4枚の23型ディスプレイを田形に並べたイメージになる。市場にはなかなか46型ディスプレイというのが見当たらず、42.5型か50型といったところだろうか。

Windowsには縮小ズーミングの機能がないので、50型100%表示は、OSの想定サイズよりちょっと表示が大きい。本当は92%表示でいい。画面までの距離がとれない場合は余計に大きく感じるだろう。

大きすぎると感じる50型かもしれないが、24型ディスプレイを横に並べればその横幅を超える。それが二段重ねになった状態が50型のサイズ感だ。