News Sophisticated fake telephone scams Gifu Prefectural Police released the culprit's audio data
(Photo: Gifu Chan Digital)
< テレビや新聞で連日報道されるニセ電話詐欺。「私だけは大丈夫」と思っている方、多いのではないでしょうか。< しかし、警戒していながらも、犯人の巧妙な話術でだまされていたケースが発生しています。< 驚くべき最新の手口とは。< 岐阜県警が犯行グループの実際の音声を公開しました。※男< 「もしもし」※被害者< 「はい」※男< 「あ、えー、私、○○○病院のですね、耳鼻咽喉科の山下と申しますが…」< 医師を名乗る男が、電話で被害女性の息子の喉に腫瘍ができたと伝えています。< これは、実際に県内で起きたニセ電話詐欺の犯人の音声です。< その直後、今度は息子を名乗る男から電話が…< 腫瘍で声が出ないと言い訳しつつ、「心配をかけたくないから誰にも相談しないでほしい」。< 女性はその言葉を信じてしまいました。< 男はさらに「財布と携帯を無くした」「きょう中に県に納めないといけない金がある」などと立て続けに電話をかけてきて、ついに家にいくら現金があるか聞いてきました。※男「大体でいいんだけど、家には今いくらくらいあるかな」※被害者< 「家にはない、あーんー、100万はある」※男< 「あ、家には100万ある?」< 間を置かず、こんどは救急車のサイレン音をバックに県庁の「タカハシ」を名乗る男から「息子さんが吐血し救急車で運ばれた」と電話が。< 搬送されているはずの息子を名乗る男が電話をかわり、「タカハシさんの息子がお金を取りにいく」と伝えました。< ここで女性と同居する孫が詐欺だと気づき、女性は被害を免れました。< 県内では最近、こうした病気を理由にして複数の人物が登場するいわゆる「劇場型」のオレオレ詐欺が多発。< 去年の被害額は前の年から増え、あわせて2億8000万円近くにのぼりました。実際に同様の手口で被害にあった別の女性は…
(Photo: Gifu Chan Digital)
※被害に遭った女性(64)< 「腹の中では笑っていたのかと思うとすごく悔しいですし、絶対に私は被害に遭わないと、思い込んでいた自分が甘かったなとつくづく感じています」< 警察は「電話でお金の話が出たら、まず詐欺だと疑ってほしい」としています。