キヤノン、焦点距離を1.4倍/2倍に伸ばすRFレンズ専用のエクステンダー

キヤノンは、RFレンズ専用のエクステンダーとして、焦点距離を1.4倍に伸ばす「エクステンダー RF1.4×」と2倍に伸ばす「エクステンダー RF2×」を発表。7月下旬より発売する。

カメラボディとRFレンズの間に装着し、レンズの焦点距離を伸ばすエクステンダー。RFレンズのラインアップにエクステンダー2機種を加えることで、ユーザーの撮影領域の拡大と新しい映像表現の可能性を提供する。

レンズとの組み合わせの一例として、「エクステンダー RF2×」は、超望遠レンズ「RF800mm F11 IS STM」（2020年7月下旬発売予定）に装着することで、焦点距離を1600mm相当に伸ばし、被写体を大きく引き寄せた迫力ある撮影が可能だ。

画質面では、RFマウントの特徴である大口径・ショートバックフォーカスの利点を生かし、レンズ群の後端（カメラ側）に大きなレンズを配置することで、画面の中心部から周辺部までの高い描写性能と小型・軽量設計を両立している。

さらに、高屈折率・低分散の光学硝材の採用により画質劣化の原因となる諸収差を低減するとともに、空気との接触面を減らす3枚接合レンズの採用やコーティングの適正化によりゴーストの発生を抑制し、高画質を実現している。

このほか、マウント部や操作部に防じん・防滴構造を採用。重量の大きい超望遠レンズの装着に配慮した高い耐久性と耐振動衝撃性を実現している。

対応のRFレンズは、「RF600mm F11 IS STM」「RF800mm F11 IS STM」「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」（2020年7月9日時点）。

「エクステンダー RF1.4×」は、レンズ構成が4群7枚。本体サイズは71.2（最大径）×20.3（長さ）mm。重量は約225g。

「エクステンダー RF2×」は、レンズ構成が5群9枚。本体サイズは71.2（最大径）×39.3（長さ）mm。重量は約340g。

キヤノンオンラインショップでの価格は、「エクステンダー RF1.4×」が69,300円、「エクステンダー RF2×」が82,500円。

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