「割り勘計算は任せろー(ポチポチ)」。今更だがデータバンクを買ってみた
Apple Watchのようなスマート腕時計デバイスが続々と登場する中、今更DBC32-1Aの特徴はなんですか? と言われれば、時計としての電池の持ちの長さに尽きる。Apple Watchは持ってもせいぜい2日だろうが、DBC32-1Aは余裕の10年。つまり1,825倍長時間駆動だ。子供が産まれたと同時にDBC32-1Aを買ったとすれば、子供が小学校4年生に上がるまで電池は持つ計算だ。その頃Apple Watchの内蔵電池はきっと使い物になっていない。
ただそれを除けばごく普通のデジタル時計。オートカレンダー付きで年数、日付、曜日を表示してくれるので、書類などを書く際に「今日は何月何日だっけ」ということを人にイチイチ聞かなくても、手元を見るだけで良い。さすがにApple Watchのような汎用性はない。
ちなみに時計の時間調節は手前のテンキーパッドを使う。側面の左上の「ADJUST」ボタンを長押しして調節モードに入ったら、側面の左下の「MODE」ボタンで前の数字、右下の「AC,12/24H」ボタンで次の数字に移動し、テンキーで直接数字を入力する。この辺りは直感的だ。
面白いのは「デュアルタイム」機能で、これはタイムゾーンにとらわれず、現在の時刻とは全く別の時刻をセットしておける(ただし時間と分だけで、日付や秒は調節できない)。デュアルタイムはモードで切り替えて見られるほか、時刻表示モード時に「÷キー(<REV/TIME)」を押している間だけ表示することもできる。
基本的に海外出張時に現地の時間をセットしておくものだろうが、タイムゾーンの概念にとらわれない特徴を活かした活用法も可能だ。例えば恋愛シミュレーションゲーム「ラブプラス」において、現実時間と時間をずらしていた場合、ゲーム内の時間をDBC32-1Aのデュアルタイムとしてセットしておけば、簡単に“あちらの世界”の時間が確認できる。これで、リアルタイムモードで寧々さんとの大切なデートを約束をすっぽかすことはなくなる。
このほか、5本までセットしておけるアラームと、ストップウォッチ機能も付いている。アラームは1番のみスヌーズ機能付きで、月日を指定したアラームが可能なのも特徴だ。一方ストップウォッチモードは、1つだけスプリットタイムが記録できる。説明はほぼ不要だろう。
時間に加え、年/月/日や曜日も表示する。曜日表示は3文字で、前々回取り上げたA168WA-1より分かりやすいデュアルタイムはタイムゾーンの概念にとらわれずに自由に設定できるアラーム機能最大5件までセットできる月日を指定したアラームも可能なので、将来的に1回だけ起きるイベントにも対処できるストップウォッチ機能