Perixx 無線エルゴノミクスキーボード『PERIBOARD-613B』レビュー 【製品提供記事】
ドイツ発のPerixx(ペリックス)というブランドから無線タイプのエルゴノミクスキーボードをご提供いただきましたので、この製品をレビューしてみようと思います。
なお、私は普段Microsoftの『5KV-00006』というキーボードを愛用しているのですが、レビューにあたって本製品に切り替え、実際に2週間ほど業務に使った上でこの記事を書いています。
索引
Perixx 無線エルゴノミクスキーボード『PERIBOARD-613B』レビュー
『PERIBOARD-613B』はペリボード、とよむのでしょうか。 PerixxのKeyboard(キーボード)という事で分かりやすいネーミングですね。 そしてPerixxはファッションやアート、デザインに定評のあるドイツの都市デュッセルドルフ発のメーカーだそうです。
PERIBOARD-613Bは、無線タイプのキーボードです。 USB子機による接続のほかに、Bluetoothトゥースでの接続にも対応。 OSもWindows/MacのほかにLinux、Chrome OS、各種タブレットなども公式対応。
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では早速製品を開封してみましょう。
いかにも洋物っぽいパッケージの中には、製品本体と、キー配列交換用のパーツと工具、簡単な多言語マニュアルなどが付属しています。
Perixxの公式ページやAmazonの販売ページなどには『テンキーなしのテンキーなしのミニデザインキーボー』と記載されていますが、パームレストがあるせいか『ミニ』という印象はありません。
縦方向に大きく、狭い机で利用したり、外出先に持ち歩いたり……というシーンには向かないと思います。
本製品は、底面に単3電池2つをセットして電源を確保した後に……
という2種類の接続方法で使用する事ができます。
USBコネクタを搭載したデスクトップ/ノートPC環境だけでなく、タブレットやネットブックにも対応しているというのは嬉しいですね。
USB接続は、底面に収納されているUSB(TypeA)レシーバーを、パソコンのUSBコネクタに接続し、底面にふたつあるスイッチを
と設定すれば、ほぼすぐ使えました。 ただ、対応OSとしてLinuxなどが挙げられていますが、Linux機と接続する場合(※)はどう設定するのでしょうね? 環境がないので検証できませんので、メーカーに確認して、回答があれば追記します。
※2022年2月9日、製品ご提供元のPerixx Japanに、本製品をLinux機と接続する場合についての設定について質問をしましたが、回答はいただけませんでした。
Bluetoothでの接続は少しだけ複雑で……
……という手順が必要です。 OS設定を『Win』にするのと、セキュリティキーの入力が求められる点、最後に『Enter』をタイプする必要ががあるという点など、知らないと少し手間取ると思います。 付属の手順書(紙)をよく確認しましょう。
接続が完了後、2週間ほどメインPCで、仕事/プライベート問わず使用してみました。
冒頭にも記載しましたが、私は普段Microsoftのエルゴノミクスキーボード『5KV-00006』を使っていて、その使用感との比較したレビューをしたいと思います。
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サイズとしては、やはり縦方向に大きく感じるデザインです。
横幅は、普段使用している『Micorosodt 5KV-00006』と変わらないので、手前側のパームレスト(手前の手首が置かれる部分)の広さがこの印象の要因でしょう。 またこのパームレストはキーボード全体と同じABS素材で出来ています。 つまり固くて丈夫な素材なので、長期使用で汚れたり破れたりという心配はありません。
余談ですが、『5KV-00006』の方のパームレストは柔らかい布素材で出来ています。 触り心地は良いのですが長期使用で傷んでしまったので、その後自力でリペアしました。 その過程もuzurea.netに寄稿してますので興味がある方はご一読ください。
『PERIBOARD-613B』のパームレストが固いという点が気になる場合は、何か柔らかい素材……シリコンなり布なりの緩衝材を貼るのもいいかなと思いました。
キータイプの感覚はやや重めで、押し込み距離も長いので慣れるまでやや指がが疲れました。 結果としてしばらくの間タイプミスが多くなってしまい、この点はストレスを感じました。
……といっても普段が押し込みの少ないキーボードを使っていたので、一般的なデスクトップ用キーボードでなれている人であればそれほど違和感はないかもしれません。
気になる点として、ときどき1回のタイプで同じキーが沢山入力されてしまう事があります。
例) aを入力でaaaaaaaaaaaaaaaa など
これは、私がキーボードに慣れていないせいで長く押したままにしてしまっているのか、無線(USB接続で使用)の状態が悪いのか、キーの戻りがわるいのか……。 明確な原因はまだ判断がついていませんが、あまり続くようならもう少し検証してみたいと思います。
キー配列の傾きなどは(私の場合)特に不便は感じず、すぐに慣れました。 ただ英語配列のキーボードなので、日本語の表記は一切無いのと、『無変換』『カナ/ひらがな/ローマ字』『半角/全角』といったキーも有りませんし、英数字の位置も日本語キーボードと微妙に違います。
スペースキーが左右にわかれていますが、いずれも同じ信号を発するようで、Keyswapなどでそれぞれを別のキーに設定する事はできませんでした。
OS側でもキーボードを英字配列に変更する必要があるので、使用に際してはこれらの点もご注意を。
またファンクションキー(F1~F12)と、『PrtSc(プリントスクリーン)』や『Insert』といったキーが統合されていて、Fn(ファンクション、一番右上)キーで切り替えて使う必要があるのも少し手間に思えました。
耐久性については、2週間程度の利用では当然問題なく使えていますが、もう少し使い続けて何かあればこれも追記します。
まとめと総合評価
PC/Mobile関連の周辺機器では中国企業の勢いが強い昨今ですが、Perixxはドイツのブランド。 2019年に日本法人を作っての本格参入という事で、キーボードやトラックボール、マウスなどを中心に今後も日本国内で沢山の周辺機器を販売されるのかと思われます。
ユーザーとしては、リーズナブルで良い商品が手に入るのであればどの国の企業であろうと大歓迎ではありますが……ドイツデザインという響きに少なからずテンションが上がる自分が居ました。
使用感を、今まで使っていた『Micorosodt 5KV-00006』と比べるならば
などをあわせて、『5KV-00006』のほうに軍配を上げたいと思います。
価格も7000円未満と、同じくらいで買えるので、もし自分でどちらかを購入するとすれば『5KV-00006』をもう一度買ってしまうと思います。 とはいえこれは、使い慣れた道具に対する感覚が大きいと思うので、多くの人達にとっては好みの問題かと。
デザインとしてはやや無骨な印象の見た目だと思いました。 ゲーミングPC、マウスなどとセットにすると映えるビジュアルかと。 FPSのように左手でキー操作、右手でマウス……とうフォームでプレイするゲームプレイにも向いてるように思えます。
色々と文句をつけましたが、これくらいの価格帯で手に入るエルゴノミクスキーボードであれば、多くの人に十分おすすめできる製品だと思います。
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色々文句を書きましたが、悪いキーボードではないと思います。 そして『Micorosodt 5KV-00006』と比べるなら、PERDUO-605や606↓の方がコンセプト的には近いのかも、と思いました。
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