使い勝手が良くてハイスペック! かなりお買い得感が高いちょっと前の高性能車3選
高性能ながら使い勝手もよく中古車が狙い目のクルマを振り返る
動力性能や運動性能が高いクルマといえばスポーツカーです。クルマ好きを自認する人ならば、一度はスポーツカーに乗りたい、または欲しいと願うのではないでしょうか。【画像】高性能で使い勝手良く、しかもデザインも意外とイケてた車を見る(25枚)
実用性が高く走りも秀逸だったちょっと前の高性能車たち
しかし、スポーツカーというと2ドアで2人乗りもしくは4人乗りというのが一般的で、使い勝手よりも走りの性能を重視しているものです。 そのため、後席に人を乗せる機会が多かったり、荷物をたくさん乗せる必要があるというユーザーにとって、スポーツカーは手が出しづらく、かといって複数台を所有できる人ばかりではありません。 そこで、ちょっと前まで販売されていた使い勝手が良い高性能車で、しかも中古車が狙い目なモデルを、3車種ピックアップして紹介します。
●日産「ジューク NISMO/NISMO RS」
アグレッシブな内外装が特徴でハイパフォーマンスに仕立てられた「ジューク NISMO RS」
現在、日産がラインナップするSUVはピュアEVの「アリア」、ミドルクラスの「エクストレイル」、そしてコンパクトモデルの「キックス」の3車種ですが、このキックスの前身にあたるモデルが2019年まで販売されていた「ジューク」です。 ジュークは2010年に登場したクロスオーバーSUVで、全長4135mm×全幅1765mm×全高1565mmとコンパクトなボディは、有機的なフロントフェイスや、複雑な曲面で構成されたグラマラスなフォルムが特徴でした。 グレードは搭載するエンジンによって大きく2タイプに分けられ、最高出力114馬力の1.5リッター直列4気筒自然吸気の「15RX」系と、190馬力を誇る1.6リッター直列4気筒ターボの「16GT」系を設定。 そして2013年に、16GT系をベースにした高性能4WDモデルの「ジューク NISMO」が登場し、エンジンは最高出力200馬力にまでパワーアップされ、足まわりを強化、外観も専用のエアロパーツが装着されていました。 さらに2014年には、ジューク NISMOをベースに、さらにパフォーマンスアップが図られた「ジューク NISMO RS」がデビュー。 1.6リッターターボエンジンの最高出力は214馬力まで向上し、トランスミッションはパドルシフトによる8速マニュアルモード付CVTが組み合わされました。 シャシまわりも専用のチューニングが施され、ボディ剛性の向上と、ブレーキはフロントブレーキローター径を拡大し、リアにもベンチレーテッドディスク装備。 内装ではレカロ製シートに、NISMO RS専用の240km/hスケールのスピードメーターが装着されるなど、高性能車にふさわしいアイテムが採用され、スポーティな内装によってドライバーに高揚感をもたらしました。 ジュークは一定の人気を獲得しましたが、前述のとおり2019年に国内向けの生産を終了。欧州では今も2代目が販売されています。 現在、ジューク NISMO/NISMO RSの中古車は、高年式のモデルでも150万円から200万円の価格帯で販売されています。