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Nov

通勤に最強の乗り物は軽自動車? 原付? 運用コストやメリット・デメリットを超ガチに比べてみた

コストだけで選ばない「最強の通勤モビリティ」とは

原付スクーターと軽自動車のコスパやメリット・デメリットを比べてみた

 通勤に最強の乗り物は軽自動車? 原付? 運用コストやメリット・デメリットを超ガチに比べてみた

公共交通機関が整備されている都市部や、専用バスなど通勤用の移動手段が確保されている勤務先以外、必要となるのが移動用の足。【画像10点】原付も軽自動車もスズキ車のコスパがスゴイ!近距離であれば徒歩や自転車もアリですが、片道15~20km以上となると、バイクや自動車が有力な手段となるでしょう。バイク、自動車、どちらにもメリット・デメリットはありますが片道20kmの通勤に一番向いている移動ツールはなにかを探っていきましょう。

運用コスト含め軽自動車の5分の1!? コスパでは原付スクーターが有利

まず、コスト面でいうと一番排気量が小さく、一番安い50ccスクーターが最も優れていると言えます。たとえば、現在販売されている50cc原付スクーターで車両価格が安いスズキ・レッツを購入し、3年間通勤に利用すると過程してトータルの経費を計算してみましょう。

原付一種、二種で3年間通勤した時にかかる費用

原付スクーター(50cc)の一例。スズキ・レッツ(16万6100円)

レッツの車両価格が16万6100円。そこに法律で義務つけられている自賠責保険料1万590円(年払いと期間一括払いにより変動)と軽自動車税3年分の6000円。自賠責保険とともに加入したい任意保険料が年間1万6000円~2万円前後。3年間で約6万円。さらにブレーキシューの交換、エンジンオイル交換、タイヤ交換など3年間のメンテナンス費用が約4万円。また日々の通勤で必要となる燃料代が月間で約2289円(通勤距離が往復40km×20日使用、レッツのWMTCモード値52.8km/L、ならびに9月末現在のガソリン全国平均価格151円で計算)、3年間で約8万2400円。トータルで約35万9000円となりました。また、最低「小型限定普通自動二輪免許」が必要となりますが、50ccスクーターと比べ制限速度が最高で60km/hとなることや、乗車定員が2名となることで利便性が増す125ccクラス=原付二種スクーターの場合、最も車両価格が安いスズキ・アドレス110(125ccは生産終了)を購入したとすると……。50ccスクーターにプラスし(メンテナンス費用は同等と仮定。自賠責保険料は原付一種と二種同様)、車両価格が5万8400円(車両価格は22万5500円)、軽自動車税が2400円、燃料代が月間で約2470円(通勤距離が往復40km×20日使用、アドレスのWMTCモード値48.9km/L、ならびに9月28日現在のガソリン全国平均価格151円で計算)かかります。トータルでプラス6万7400円、約43万円。50ccスクーター=原付一種は普通自動車免許でも運転可能ですが、125ccクラスのスクーター=原付二種に乗る場合は別途二輪免許の取得費用もかかります。仮に試験場で受験し一度で合格した場合でも受験料と講習料など2万2300円、教習所へ通うとなると約7~8万円(一切運転免許を持っていない場合は約13万~14万円)が追加されることをお忘れなく。