さくら情報システム、Biz∫をベースにグループ会社へ効率的に導入できるテンプレートを提供
さくら情報システム株式会社は24日、株式会社NTTデータ・ビズインテグラルのERPパッケージ「Biz∫(ビズインテグラル)」をグループ会社に対して効率的に導入できるテンプレート「グループ共通会計システム導入テンプレート for Biz∫」を提供開始したと発表した。 現在では、グループ会社の会計情報も把握してグループガバナンスを強化するといったニーズが高まっているが、さくら情報システムによれば、グループ各社の業務・業種が多岐にわたるほか、会社規模や人員にも差がある中で、どのように共通会計システムを導入してよいのかわからないという悩みを抱えている企業が多いという。特に、現行システムがバラバラであるため、勘定科目の置き換えやグループ会社横ぐしでのセグメント情報の管理など、多くの課題が山積みしているとのこと。 こうした課題を解決するために、今回、同社では、グループ共通会計システムの導入経験を基に、「Biz∫」をベースにグループ会社へ展開する際の会計システム導入手法を取りまとめ、テンプレートとして提供する。その「グループ共通会計システム導入テンプレート for Biz∫」を利用すると、グループ展開時に必要なタスクやステップが整理・明確化され、スムーズかつ効率的にプロジェクトを進めることが可能になるという。 このテンプレートでは、現行システムからの勘定科目変換などの機能を具備した各種移行ツールや、利用企業の作業負荷を軽減し、データ作成を容易にする入力シートなどを提供。また、各種コードの共通化ノウハウや、グループガバナンス強化のためのセグメント管理方法、グループ会社への展開ステップなども提供するとした。 なおさくら情報システムは、グループ会社への導入経験から、グループ会社間取引入力、連結科目への変換を具備した連結会計システム連携といった、各社で共通的に利用できる機能も開発しているとのことだ。
クラウド Watch,石井 一志