第31回 Japan IT Week 春で見つけたモバイル関連アイテムを一気に紹介!ポーランド発のスクリーンフィルムや5G対応ホームルーターなど【レポート】 - S-MAX
あらゆる製品に対応した保護フィルムを受注して提供しているという「MyScreen Protector」MyScreen ProtectorはポーランドのLAMEL Technologyが提供しているスマートフォン(スマホ)やタブレットなどのガジェット用画面保護フィルムで、ブース展示を行っていたノシクミは日本での代理店として活動しています。今回展示されていたMyScreen ProtectorのラインナップのひとつであるImpact GLASSシリーズの保護シートの画面保護能力が非常に高く、ディスプレイに対し、30~4cm程度の高さから、鉄球(詳細な重さについての説明はなかったものの、200~300gの間と思われる)を落としても画面側にダメージがいかないほど強固に画面を守ってくれます。本記事執筆時点ではまだ日本語ページは公開されていないようですが、あらゆる製品への対応なども含め、とても楽しみです。なお、LAMEL Technologyは2021年1月にnoshikumiと事業締結を行い、日本での製品展開を予定しているとのことです。実際にiPhoneへ鉄球を落として強度を確かめる実演背面側のデコレーションシートなども製作できるそうです先行販売で得たフィードバックを実装してもうすぐ発売の「K5G-C-100A」京セラのブースではすでに発表済みで数量限定で先行販売がされていた5Gに対応したIoTデバイス「K5G-C-100A」の改良モデルが展示されていました。K5G-C-100Aは京セラが開発した5Gでのネットワーク接続に対応したIoTデバイスで、OSにAndroid、チップセット(SoC)にQualcomm製のハイエンドチップ「Snapdragon 865」を搭載しており、カメラやセンサー類を接続しての監視システムの構築や動画配信のほか、工場内における計器数値の解析などといったエッジコンピューティングも本機だけで高速に実行可能であることが特徴です。もちろん、そのまま5Gのネットワークに対応したデュアルSIMのWi-Fiルーターとしても稼働可能であり、5G回線の同時待ち受けこそ非対応なものの、公衆回線の5Gとローカル5Gの両方をSIMの切り替えにて利用が可能となっています。正規販売についてはの5月以降に販売開始予定(取材した5月下旬時点ではまだ販売は始まっていないとのこと)ということですが、先行販売で利用していた企業からのフィードバックで、「本機の充電に対応している方のUSB(Type-C)端子が赤色になってわかりやすくなり、これまで縦スリットだった放熱孔がハニカム型となり、これまで縦方向だった画面の向きが、横向きへ変更」されるなど、細かな点で改良が加えられています。正式販売される製品には今回の改良が加えられたものになるということです気になる本体価格ですが、ブース内の説明員に確認したところ、「販売価格は実際に販売する代理店にもよりますが、概ね20万円を切るくらいの価格での販売になると思います」ということでした。本機は法人向けの端末ということで京セラから直接販売はされず、ECサイトや代理店経由での販売になる予定であるということですで、個人での購入希望者でも「代理店によっては購入できると思います」との説明がありました。法人向け機器として販売される端末ではありますが、バッテリー交換が可能で、さらにデュアルSIMに対応した5Gモバイルルーターとしても利用可能という非常に魅力的な1台でもありますね!K5G-C-100Aの利用例。4Kカメラを接続して本機で動作するAndroidアプリを用意すれば、これだけでリアルタイムの4K動画配信環境が構築できちゃいます。DXアンテナが参考展示していた据え置き型5G対応のWi-Fiルーター「5G sub6 CPE」エレコムブース内にてDXアンテナの展示コーナーでは5Gに対応した家庭用の据え置き型Wi-Fiルーター「5G sub6 CPE」が参考出展として展示されていました。本機は先日、NTTドコモが発表した「home 5G」対応の据え置き型Wi-Fiルーター「home 5G HR01」やauの「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」、ソフトバンクの「SoftBank Air」と同じ系統にあるもので、家庭の窓際などに本機を設置し、5G(および4G)の通信を家庭内のネットワークとして引き込んで、無線LAN(Wi-Fi)で利用するというものです。説明員によると、参考出展ながら本機のリリースについては前向きに進んでいるそうで、「家電量販店などの一般的な販路ではなく、ケーブルテレビ系MVNOに卸してコンテンツを利用するための手段のひとつとして提供という形をイメージしている」そうです。この辺りはDXアンテナの主業が(テレビや通信機器などの)アンテナのメーカーであることから、J:COMやKCNモバイルサービスなどのケーブルテレビ事業を主に行っているMVNO事業者での取り扱いを想定しているのかもしれませんね。また、展示されていた5G sub6 CPEですが、ベースモデルが存在しているようで、参考出展の端末はベースの実機のようです。背面側の端子類がしっかりと用意されている他、SSIDなども設定されているようでした量販店や電気店といった通常の販路での販売は特に考えられていないということで、実際に販売が開始されても入手のハードルはなかなか高そうですが、こちらも非常に気になる製品、かつ個人的には欲しいです。その他、DXアンテナはミリ波に対応した5Gレピーターなども展示していました緊急事態宣言のさなか、大きく規模が縮小してしまった本イベントでしたが、そんな中でも個性的で目を引く展示も多数見つけることができました。特にDXアンテナのブースに展示されていた据え置き型5G対応ホームルーターの5G sub6 CPEは個人向けにも是非、使ってみたいところです。秋以降には、Japan IT Weekの他にも多くの展示会が動き出すと思います。今後も展示会イベントなどには積極的に取材へ行ってまいりますので、お楽しみに!記事執筆:河童丸■関連リンク・エスマックス(S-MAX)・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter・S-MAX - Facebookページ・Japan IT Week 春 公式サイト・ノシクミ株式会社(「MyScreenProtector」の日本国内代理店)・MyScreenProtector(英語)・K5G-C-100A製品ページ・DXアンテナTweet