サイバーナビ 2021年冬モデル発売へ、ドコモLTE通信でオンラインコンテンツも簡単再生
パイオニアは、LTE通信を活用して高画質・高音質な映像コンテンツを楽しめるオンデマンド機能対応カーナビゲーション カロッツェリア「サイバーナビ」2021年冬モデル8機種を11月より発売する。
新製品は、NTTドコモの車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」に対応。付属または別売のネットワークスティックを接続すれば、ドコモのLTE通信を定額で制限なく利用でき、広いエリアで安定した通信が可能になる。サイバーナビをWi-Fiスポットとして利用し、通信量を気にすることなくスマートフォンやタブレットなどを使ってインターネットを楽しめる。
また、Webブラウザ機能を用いてYouTube動画をサイバーナビの大画面で直接操作・再生できる「ストリーミングビデオ」を搭載。「Amazon Fire TV Stick」を接続すれば、映画やドラマ、バラエティ、スポーツ、アニメまで幅広いジャンルのコンテンツも楽しめる。クルマのオンライン化により、エンタテインメントに加え、車内でPCメールの確認やWeb会議といったテレワークを行えるなど、カーライフの可能性が広がる。
さらに自宅のブルーレイレコーダー内の映像コンテンツを遠隔再生できる「レコーダーアクセス」機能を搭載する。利用方法は、ペアリング専用アプリをインストールしたスマートフォンと自宅のブルーレイレコーダーやチューナーをペアリングし、そのスマートフォンを「サイバーナビ」とペアリング。DVDなどにダビングすることなくサイバーナビで録画番組のストリーミング再生を楽しめる。また、遠方へ出かけた際に自宅エリアの放送局のテレビ番組を視聴できるほか、BS放送、CS放送の視聴も可能だ。
コンソールと一体感のあるフルフラットデザインを採用し、ディスプレイにとけ込んだフラットなハードキーがより洗練された機能美を実現。また、フルフラットデザインに合わせて、ホーム画面やAV画面などのインターフェイスも近未来的で洗練されたデザインを採用している。ディスプレイには高精細HDパネルを採用し、HD解像度に対応。地図表示はもちろん、ストリーミングによる映像コンテンツやテレビなどさまざまな映像ソースを高コントラストかつ高解像度で描画し、繊細な色彩で楽しめる。オーディオ関連ではハイレゾ音源の再生に加え、マスターサウンドリバイブ機能を搭載。CDや圧縮音源だけでなく、ネットワーク動画やDVD/SD/USBなどの映像ソースの音までもハイレゾ音源相当にアップグレードし、臨場感あふれる音で再生する。
新製品は、ネットワークスティックやWi-Fiテザリングなどを利用した自動地図更新に対応。いつでも手軽に新しい道路や施設情報を自動でアップデートでき、常に最新の地図でドライブを楽しめる。また、追加費用なく自動で最新の道路地点データ情報に更新できるバージョンアップを最大3年分(発売時~2024年10月31日)付帯。取り付け後も新しい道路や施設などの情報を使うことができる。
ナビ機能では、膨大な渋滞予測データやリアルタイムの走行・交通情報により分析し、ドライバーに最適な情報を提供する「スマートループ渋滞情報」や、専用サーバーを経由して時間と料金を考慮した最適なルートを導き出す「スーパールート探索」により、柔軟で的確なルートを提案する。また、すぐに行きたい場所やいつか行きたい場所を登録でき、ドライブの楽しみ方を広げる多彩な機能を備えたアプリケーション「Map Fanコネクト」に対応。前方風景の画像認識・解析により、周囲のさまざまなリスクと状況変化を検知する「ドライブサポート」機能を搭載したマルチドライブアシストユニット(別売)にも対応する。
ラインアップは9型または8型大画面のラージサイズ(AVIC-CQ912/CL912)、7型画面の200mmワイド(AVIC-CW912)と2Dメインユニット(AVIC-CZ912)の4タイプで、それぞれネットワークスティックセットモデルと別売モデルを用意する。市場想定価格(税別)は15万円から21万円前後。なお、ネットワークスティックセットモデルを購入すると、docomo in Car Connectを1年間無料(通常1万2000円)で利用できる。