雑貨店で見つけたスマートフォンプロジェクターの使い勝手は?
少し前になりますが、2020年10月に「フライングタイガーコペンハーゲン(Flying Tiger Copenhagen)」という日用雑貨のチェーン店で、「スマートフォンプロジェクター」なるものを購入しました。店頭に山積みになっていましてね、価格は1620円(税別、以下同)。めちゃくちゃ安いんです。この価格なら、もはや性能には期待しません。そこそこ楽しめたらラッキー! という軽い気持ちで即買いしました。
パッケージには本体のほかに、使い方をイラストで示した超簡単な説明書が入っているのみプロジェクターといっても電気は通りません。レンズと反射鏡を備えた単なる箱です。「ハコスコ」というダンボール製のVRスコープがありますよね。このプロジェクターはプラスチック製ですが、簡易性というかカジュアル感はハコスコに近いです。1620円ですからね。
正面に大きなレンズを搭載。背面のフタを開けて、スマホを入れるフタの裏側は鏡になっている使い方は簡単で、スマホをセットして、動画やスライドショーなどを再生するだけ。フタを閉めて、ダイヤルを回してピントを合わせたら、白い壁などに投影した映像を楽しめます。なお、プロジェクター自体に一時停止・再生といった操作機能はなく、明るさも調整できません。一旦止めたり、明るくしたりするには、フタを開いてスマホを操作しなければなりません。1620円ですからね。
スマホで見たい映像の再生を始めてからフタを閉めるこのダイヤルを回して、投射サイズやピントを調整。この作業に少々時間がかかるので、見たい場所に設置して、調整を終えてから再生するのがベター十分は明るさで見るには、スマホのディスプレイをめいっぱい明るくして、部屋を真っ暗にする必要があります。それでも、ちょっと暗いかなぁと思うくらい。6インチ画面のGoogle Pixel 5で自分が撮影した動画を再生したところ、おおむね横38×縦21cmくらいのサイズで投射できました。テレビで言えば17型くらいでしょうか。正直、スマホの画面で見たほうが鮮明で視認性も高いのですが、自宅に小さな映画館を作ったような気分を味わえます。
投射される映像は暗めで、画質も良いとは言えないが、自分の部屋に小さなホームシアターを作ったような気分は味わえるプロジェクターの両サイドには穴が開けられていて、スマホに有線イヤホンを挿したり、外部スピーカーとも接続できる仕組み。音声を内蔵スピーカーから出力する場合も、その穴から音が流れます。ボリュームをやや大きめに設定すれば、ちょうどいい感じです。
左右に穴が開いていて、ここにスマホに接続したケーブルを通せるプロジェクターの中に収まる大きさのスマホなら、どの機種でも使えます。筆者が持っている機種で唯一収まらなかったのはOPPO Find X2 Pro(165×74×8.8mm)。ギリギリ収まったのがHUAWEI Mate 30 Pro 5G(158.1×73.1×9.5mm)だったので、画面サイズが6.5インチ以上のスマホは入らない可能性があると思っておいたほうがいいでしょう。
プロジェクターにセットしているのが、約6.53インチ画面のHUAWEI Mate 30 Pro 5G。右のOPPO Find X2 Pro(画面サイズは6.7インチ)は入らなかったそんなに実用性がある製品ではありませんが、使ってガッカリというわけでもありません。なんとなく楽しいんです。あくまでもオモチャです。暗闇でこっそり楽しみたい映像をお持ちの方はぜひ!
製品名 | 発売元 | 購入価格 |
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スマートフォンプロジェクター | フライングタイガーコペンハーゲン | 1620円 |