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「遅い」「通信切れ」のネットトラブル、続くならWi-Fiの電波環境を見直そう

「ネットがなんだか遅い」「通信がよく切れる」──。光回線を引いて新しいWi-Fiルーターを使っているのにトラブルが続くようなら電波環境を見直してみよう(図1)。

置き方やアンテナの向きを見直す図1 Wi-Fiの通信が途切れがちだったり、通信速度が遅くなったりする場合は電波が安定していない可能性がある。Wi-Fiルーターを目立たない場所に隠したり、外付けのアンテナを子機にほうに向けたりするのはNGだ。ルーターを買い替える前にまずは置き方を見直そう[画像のクリックで拡大表示]

「遅い」「通信切れ」のネットトラブル、続くならWi-Fiの電波環境を見直そう

まずは、ルーターのアンテナだ。内蔵タイプは基本的に全方向に電波が飛ぶ一方、外付けタイプは角度によって電波の飛びやすい方向が変わる(図2図3)。つい子機にアンテナを向けたくなるが逆効果になる場合もある。アンテナを立てた状態では水平方向に電波が広がりやすいので、例えば1階から2階に飛ばすならアンテナを寝かせるのが理論上は効果的だ。

アンテナは内蔵と外付けで電波の向きが違う図2 内蔵タイプのアンテナは、基本的に無指向性で全方向に電波が飛ぶように設計されている。横置き・縦置き両対応のモデルならどちらの置き方でも基本的に無指向性になる[画像のクリックで拡大表示]図3 外付けのアンテナは立てた状態では水平方向、倒した状態では垂直方向に電波が届きやすくなる(上)。例えば1階と2階で通信する場合はアンテナを寝かせると電波状況が改善するケースがある。アンテナの面に指向性がある製品もあるので、取扱説明書を確認するとよい(下)[画像のクリックで拡大表示]

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