光回線の切り替えで大幅に高速化、宅内配線やIPv4接続方式を見直そう
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高速回線の切り替えは効果抜群 宅内配線の見直しも忘れずに
ギガ超えの光回線は実際どれぐらいの速度が出るか、気になるところだ。本誌の編集部員宅で最大通信速度2GbpsのNURO 光を導入したところ、最大通信速度1Gbpsのフレッツ光の3倍以上も速くなった(図15)。
また、別の編集部員宅でNURO 光10Gの回線を導入したところ、約3.5Gbpsの速度を記録した。回線速度は計測した時間帯や地域によって変動しやすいので、これらの例もあくまで目安に過ぎないが、回線を切り替えることでネット回線を大幅に高速化できるのは確かだろう(図16)。
ギガ超え回線の実力は?図15 最大2Gbps契約のNURO 光と、最大1Gbps契約のフレッツ光で速度を比較した。テストではサーバー上にある1GBのファイルを入手するときのダウンロード速度を計測している。NURO 光がフレッツ光の3倍以上も速かった 図16 最大10Gbpsの「NURO 光 10G」で回線の実効速度を計測したところ、下り約3.5Gbpsも出ていた[画像のクリックで拡大表示]なお、ギガ超えの回線の場合、宅内配線も確認したい。宅内のハブやケーブルが高速有線LANに対応していないと、そこで速度が低下する。最低でも、ギガビットイーサネットを用意したい(図17、図18)。
ギガ回線は宅内の有線LANに注意図17 100Mbpsクラスの高速回線を生かすにはギガビットイーサネットが、ギガ超えの回線を生かすにはマルチギガビットイーサネットや10Gイーサネットが必要。前者はカテゴリー5e以上、後者はカテゴリー6A以上のケーブルが必要[画像のクリックで拡大表示]図18 例えば、集合住宅に備え付けられた古いハブが100BASE-TX(100Mbps)だと、それが足かせとなり速度が出ない。高速回線を導入したら、これらの機器も高速有線LAN対応の配線や機器に更新する[画像のクリックで拡大表示][画像のクリックで拡大表示][注2]通常はナンバーポータビリティによる電話番号の引き継ぎが可能