06

Mar

小型軽量な望遠ズームが撮影の幅を広げる…中国地方4県で見出した豊かな情景

RF100-400mm F5.6-8 IS USMとともに、中国地方を巡る

RFレンズシリーズに新たな仲間入りを果たすRF100-400mm F5.6-8 IS USMは、機動力を犠牲にせず、超望遠域を手に入れられるレンズだ。

このレンズと、愛機EOS R5との組み合わせによる撮影旅へと出かけ、晩夏の望遠風景を切り撮ってみた。

舞台は、私の地元・鳥取を起点に、岡山、島根、山口といった中国地方一体。ここは、抜けの良い自然や田舎の風景が数多く広がるため、望遠レンズの特徴でもある遠くの被写体を大きく捉えたり、距離のある被写体を圧縮効果によってインパクト大に写したりするには絶好のエリアだ。

普段から撮影のメインフィールドでもあるこの場所にて、自然風景はもちろん、仕事柄撮影することの多い鉄道風景も追いかけた。

小型軽量な望遠ズームが撮影の幅を広げる…中国地方4県で見出した豊かな情景

機動力の高さと超望遠性能を生かせば、フィールドの特徴や被写体のフォルムに着目した世界を切り出せる。このレンズだからこそ見出せる未知の発見や新たな写真表現の世界がそこには存在した。

全長は約16.4cmで質量は635g。小型バッグに収容可能なコンパクトさが最大の特徴の望遠ズームだ。

ズーム全域で色収差を補正することで、にじみのない繊細でクリアな描写性能を実現しており、普及価格ながら、高解像度に被写体を切り撮ることが可能だ。

さらに、キヤノン独自のリアフォーカス+ナノUSM(高速AFを実現する小型の超音波モーター)の採用によりAFのレスポンスも優秀で、動体撮影においてもワイドエリアで高速かつ滑らかなフォーカスを実現している。

また、レンズISを搭載し、ボディ内IS搭載のEOS R5/R6との組み合わせでは最大6段の手ブレ補正を得られるので、望遠端の400mmであっても安心して手持ち撮影が楽しめることも魅力的だ。

RF100-400mm F5.6-8 IS USM

SPECIFICATION

レンズ構成:9群12枚絞り羽根枚数:9枚最小絞り:F32~45最短撮影距離:0.88m(200mm時)最大撮影倍率:0.41倍(400mm時)フィルター径:67mm最大径×全長:約79.5×164.7mm質量:約635g

発売予定日:2021年10月下旬オープン価格※キヤノンオンラインショップ参考価格90,500円(税込)

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