7千円割れで銀軸/赤軸/青軸搭載、日本語配列の高コスパゲーミングキーボード「GAMDIAS HERMES S1」
標準的な日本語配列かつメカニカルスイッチ搭載ゲーミングキーボードらしいポイントを抑えた高コスパモデル
HERMES S1シリーズ。RGB LEDバックライトを搭載し、銀軸/赤軸/青軸の3モデルが用意されている。HERMES S1シリーズでは、銀軸スイッチ搭載の「HERMES S1S-JP RGB」、赤軸スイッチ搭載の「HERMES S1R-JP RGB」、青軸スイッチ搭載の「HERMES S1B-JP RGB」の3モデルが用意されている。スイッチを除いた仕様は各モデルとも共通となっている。まずは共通するキーボード全体から見ていこう。
なお、フルキーモデルの「HERMES L1」も同時に発売されており、テンキーが必要なユーザーはこちらを選ぶと良いだろう。こちらも7,000円を切る価格で販売されており、高コスとパフォーマンスなモデルとなっている。
外観デザインやバックライトの光り方などは銀軸/赤軸/青軸の3モデル共通となっている。パッケージにはキースイッチの説明が記載されている。基本的にオーソドックスな日本語配列だが、左側のWindowsキーの位置にFnキーが搭載されている。HERMES S1シリーズの解説に戻るが、全体的なデザインはかなりシンプルな印象。過度な装飾などは無く、ゴミの溜まりにくいフレームレスで癖のない外観デザインは今のトレンドに沿ったものとなっている。
キー配列は日本語配列で、キー数は91キーだ。ご覧の通り、配列は英語配列の印字を変えただけの”なんちゃって日本語配列”ではなく、標準的な日本語配列だ。半角/全角キーのほか、変換キー、無変換キーなどもしっかり搭載されている。
標準と異なるのは左Windowsキーの位置にFnキーが配置されている点だが、ゲーム中の誤操作などで敬遠されがちな左Windowsキーを省いて、Fnキーを配置しているというのはゲーマーフレンドリーな設計と言えるだろう。
テンキーレスとして標準的な大きさ。付属品としてキートッププラーが付属する。本体裏面には滑り止めのゴムと角度調整用の脚が配置されている。本体サイズは370×140×30mmと、テンキーレスキーボードとして一般的なサイズ。ゲーム用途では、マウスを動かせるスペースを広めに確保しておきたいため、ほとんどフルサイズキーボードと同様の機能を使えるテンキーレス設計は、ゲーマー向きと言える。
一方で、重量は675gとメカニカルスイッチ採用のキーボードとしては軽めの仕様。剛性の強化や装飾などを目的に金属板や金属パーツを使ったゲーミングキーボードは1kgを超えるモデルもあるが、本製品は比較的軽量と言えるだろう。軽量なだけでなく、本製品はメタルバックプレートを搭載しており、剛性と安定した打鍵感を実現している。コストをおさえつつも、メカニカルキーボードならではの使い心地の良さを損なわないようにしているのは好印象だ。
重量が控えめとなると、気になるのは打鍵中にキーボードがズレてしまう可能性だが、本体裏面には滑り止めのゴムが配置されているため、ゲーム中でもデスク上で動いてしまう心配は不要だろう。
キートップはキーごとに傾斜が付けられたステップスカルプチャーデザイン。本体の角度は2段階で調整できる。また、安価なキーボードでは省かれがちな角度調整用の脚も備えているため、自分に合った角度で使うことができる。キートップも行ごとに角度を変えたステップスカルプチャーデザインのため、ゲームだけでなく文字入力時も疲れにくい。
USBケーブルは、本体背面中央から直出しとなっている。ケーブルを自由に選べる着脱式ではないが、1.5mなので通常の利用であれば十分な長さがある。
キートップは文字部分が半透明になっており、バックライトの光が透過するデザイン。表面処理も滑らかで、指の引っかかりなどを気にせずゲームに集中できる。
ケーブルは本体中央部に固定されているキートップは文字部分が半透明のため、LEDバックライトの光が透過する設計バックライトLEDはRGB仕様で、シンプルな外観にゲーミングキーボードらしい印象を与えてくれる。
LED制御のためのユーティリティなどは不要で、バックライト操作はキーボードだけで完結する。実際の発光パターンについては動画で撮影しているため、そちらを御覧いただきたいが、豊富なパターンが用意されている。
LEDの発光パターンWASDとカーソルキーの入れ替え機能も搭載このほか、ゲーミングキーボードらしい機能としては、アンチゴースト、Nキーロールオーバーに対応。ポーリングレートも1,000Hzとゲーミングらしい設計。
Windowsキーの無効化といった機能を備えるほか、ユニークなものとしてはWASDキーとカーソルキーを入れ替えるという機能も備えている。これらもすべてキーボード上で設定が可能だ。