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Aug

おしゃれで快適な白スニーカーおすすめ5選。コンバース、ナイキなど人気ブランドが勢揃い

白スニーカーのベストオブベストが決定!

あらゆるTPOで活躍する白スニーカーは、カジュアルな服装に合わせてもどこかさわやかな印象に仕上がるのが魅力。女性にとっては、ワンピースなど綺麗めなファッションの日でも白スニーカーならお洒落さを崩すことなく(ヒールと違って)快適に過ごせるのがうれしいところ。

今回Wirecutterでは、ベストセラー製品やクチコミ(製品レビューからブログまで)を調べ上げて、約80の白スニーカーをテスト使用者に品質、フィット感、快適性をレビューしてもらい、最終的にトップ5の白スニーカーを厳選しました。正しいサイズの選び方、白スニーカーの手入れ方法についても紹介しています。


おすすめ白スニーカー:コンバース「チャックテイラー」

コンバース「チャックテイラー」オールスター(ロートップ)

どこに履いていくにも便利なコンバースのチャックテイラー。ジーンズはもちろん、フォーマルな服装でもスタイリッシュに合わせやすい。お店やネットで見つかりやすく、値段もお手頃。

おすすめの履き方:お気に入りのショート / ロング丈パンツ、ミディワンピにあわせてもよし、黒のレザージャケットにあわせてもよし。このスニーカーが誕生した当時のスタイルに寄せるならば、ダメージジーンズ、オーバーサイズなスウェットにあわせるべし。

おすすめポイント:どんな服装にも合うような白スニーカーを探しているならば、都会的かつカジュアルなチャックテイラーオールスターに勝るものはないはず。ミシェル・オバマも、米タイム誌初の「今年の子ども」に選ばれたギタンジャリ・ラオも履いていることが話題になったチャックテイラーは、スタイリッシュでサイズ展開が豊富、きちんと手入れをすれば数年履いてもしっかり頑丈で、なにより価格もお手頃なのが魅力。

クラシックでロートップなデザインは洗練されたシルエットを創り出し、ゴム製のソールやつま先はどんなキャンバススニーカーと比べても汚れにくくなっています。白地に赤と青のラインが特徴的ですが、モノクロ好きにはオールホワイトという選択肢も。どちらも、さまざまなスタイルのファッションに合わせやすいです。

インソールは薄いのでサポートはあまりなく、街歩きや1日中動き回っていると足が疲れることもありそうです。これに関して整形外科医のDr. Lance Silvermanは「サポートのない靴は足を痛めるが、クッション性のある靴は足を弱める。クッション性があると足が地面を強く打つようになり、足の筋肉を弱めるので、本来の足の動きをするには靴底は薄い方が良い」と指摘。ただし、足部に疾患のある人は医師や専門家に相談を。

チャックテイラーの耐性に関しては、手入れ次第で数年〜十年ほどと長く使えます。私は毎日これを履いてニューヨークの街を歩き回っていたら1年ちょっとで買い替え時を迎えましたが、歩く距離が大体決まっているという会社の先輩(LA在住)は7年目にしてようやくゴム部分が剥がれてきたと言っていました。また長年のコンバース愛用者だという同僚は、何十年もこれを履いていて、5年ごとに(靴底がすり減ったり汚れが落ちなくなったりしたタイミングで)買い替えていると話していました。

購入前の注意点:サイズ選びに関しては、チャックテイラーは長細い形状になっているため、他ブランドで履いているサイズよりもワンサイズ(0.5cm)下げることをおすすめします。

おすすめ白スニーカー:オニツカタイガー「MEXICO 66」

オニツカタイガー「MEXICO 66」

スタイリッシュなレザーにスウェード生地が合わさりどこかスポーティーな印象のあるオニツカタイガー「MEXICO 66」。とっても柔らかくフレキシブルで、履き心地抜群。

おすすめの履き方:「MEXICO 66」はシルエットがミニマルで柔らかな印象があるので、細身のパンツ(スキニージーンズ、レギンス)との相性よし。黄色と黒のジャンプスーツにあわせたら、映画『死亡遊戯(Game of Death)』のブルース・リーを完コピできちゃいます。

おすすめポイント:ちょっとレトロな雰囲気がある「MEXICO 66」は、もともとメキシコオリンピックのプリトライアルとして1966年にデビュー。日本代表団の公式スニーカーとなって以来、人気が高まったとか(ちなみにその年は日本が金メダル11個、銀メダル7個、銅メダル7個獲得)。今日では競技場の中でも外でもスタイリッシュなスニーカーとして世界中で愛されています。

ほかの白スニーカーと比べても特徴的なのは、スエード生地やゴールドのロゴ、ギザギザの細部(耐性を高める仕上げとして使用されるが、デザイン的にも映える)があるからかもしれません。ストライプ部分などカラー展開は豊富で、(ちょっと値段は上がりますが)オールホワイトという選択肢もあります。

細身のシルエットに丸みあるつま先部分が柔らかい印象を創り出すデザインで、もっとシャープさが欲しいという場合には次に紹介するGreats The RoyaleやNike「エアフォース 1」の方がおすすめできます。

片足およそ220gとかなり軽量な「MEXICO 66」は、他のレザースニーカーと比べても柔らかく、箱から取り出した新品の状態からしなやかで快適。履いてから数分で自分の足の形状を記憶してくれているかのような履き心地の良さが得られます。テスト使用者からは「履いているのを忘れていた」という声も。他のスニーカーと違い、「素足に当たると痛い」というような感想はひとつもなかったのは「MEXICO 66」ならではの柔らかさゆえかもしれません。

ヒール部分にあるプルタブは、靴紐を結んでいても出し入れできるようになっています。ゴールドのロゴは、4カ月着用後に薄れてきたという使用者の声もありました。

インソールは穴あきで、理論的には歩行中の衝撃を和らげるというねらいがあるようですが、使用者によればあまり違いが実感できなかったようです。

全体的に細身のデザインで、足幅が狭い人との相性はぴったり。「アッパーとソールに柔軟性があり、スニーカーはいくつもあるけれどいつもこれを選んで履いている」という声もありました。

「MEXICO 66」にはスリッポンも出ています。Wirecutterでは未調査ですが、同じくスタイリッシュで靴紐がないので楽に脱いだり履いたりできるはずです。

購入前の注意点:2012年から気に入ってオニツカタイガーの靴を履き続けているというテスト使用者いわく、「なかなかセール割引されることがない」と話していました。もし、できるだけ安くて良い白スニーカーを探しているという場合にはコンバースチャックテイラーオールスターをおすすめします。

おしゃれで快適な白スニーカーおすすめ5選。コンバース、ナイキなど人気ブランドが勢揃い

おすすめ白スニーカー:Greats「The Royale」

Greats「The Royale」(ウィメンズ)

まさしく、どんな服装にも合わせやすい白スニーカー。朝昼過ごすオフィスでも、夜のディナーでも浮かないタイムレスなデザインが魅力。フルグレインレザーで長持ちしやすい。

Greats「The Royale」(メンズ)

見た目も耐久性もウィメンズと同じ。メンズサイズバージョン。

おすすめの履き方:白スニーカーが主役のスタイルをつくるならば、暗め/太めのジーンズを上に持ってくるべし。

おすすめポイント:「The Royale」(ウィメンズ、メンズ)はもっとも幅広いシーンであわせやすい白スニーカー。ジーンズにもスラックスにもあわせやすいデザインが魅力です。

いわば、しっかり頑丈なレザーの靴に求めていたものすべてが詰まったスニーカーで、表面は若干光沢があり、縫い目も完璧な仕上がり。靴の内部の色とのコントラストもポイントです。

他ブランドと比べると値段は上がりますが、同様のレザーのスニーカーのなかには数万円するものもあることを踏まえると良心的な価格。日常づかいしても何年も長持ちすることから、良い投資になるともいえます。

Common Projectsの「Achilles」スニーカーからスタイルを受け継いだGreatsの「The Royale」はおよそ半分の値段にして、ミニマルなデザイン、頑丈なつくり、多くのシーンで使える万能さを兼ねそろえています。

フルグレインレザーであるため、履き潰した感じを抑えるためには特別な手入れが必要となります。Sneaker Conの共同設立者であるAlan Vinogradov氏いわく、シワ対策には小さいサイズを選ぶと良いといいます。サイズがきついと歩きづらくて嫌だという人は、常に汚れを落としきれいな状態を保つことがシワ防止につながるとのこと。

快適さについては、レザーが厚いことからテスト使用者からの意見が分かれました。まずは、一度に数時間履いて慣らすのがおすすめです。片足約450gと重ためなのも特徴のひとつ。

購入前の注意点:オールレザーの靴にはありがちですが、箱から取り出したばかりの新品の状態では、レザーが硬め。使ううちに履き心地が良く感じるはずです。サイズは、メンズのものは大きく、ウィメンズのものは小さくできています。

おすすめ白スニーカー:ナイキ「エアフォース1」

ナイキ「エアフォース1」

大きく重ためですが、履き心地が良く、それだけで存在感のあるチャンキーなシルエットが魅力。

おすすめの履き方:無地の白Tシャツ、暗めのジーンズ/ジョガーパンツ、ナイキ(他のスポーツブランドはNG!)の靴下に合わせるべし。

おすすめポイント:主張しすぎず、さわやかな白スニーカー。厚みがあるので好みは分かれるかもしれませんが、手にとればスニーカーカルチャーの中心的存在として長年愛されている理由がわかるはず。

スニーカー愛好家たちにベストな白スニーカーはどれか聞けば、確実に「エアフォース1」が候補にあがることでしょう。今回のテスト使用者のなかには熱心なナイキファンはおらず、当初はがっしり厚めのソールや存在感のあるスタイルが気になるという声も。ところが、数カ月使ってみると「ちょっと存在感はあるけれど、かなり気に入っている」という感想に。

合皮はしっかりしていますが硬すぎず、手を使わずサッと履くのも簡単。無理に力を入れずとも足が入りやすい構造になっています。コンバースやスペルガなどの柔らかい素材のものは、履くときにシワっぽく曲がりやすいという側面もあります。

ローカットのフットカラーにはパッドがあり、足首をしっかりと包み込んで固定してくれる感じがあります。初めて履く靴で起きることが多いような、かかとの擦れもありませんでした。片足約400gと重ためですが、クッション性のあるインソールがありサポート力がしっかり高いので、歩行中の快適さは抜群。今回テストしたなかでもトップクラスだといえます。

「エアフォース1」にはハイトップバージョンもあり、こちらもスニーカー愛好家たちから長年支持を得ています。

Alan Vinogradov氏は「いまのところこれがベストな靴だ」と言います。たしかにグーグルの集計を見ると、ナイキ「エアフォース1」は、レビュー数5万9000件で平均4.8星という高評価を得ています。ちなみにAdidas「スタンスミス」はレビュー数15,000件で平均4.7星。

購入前の注意点:「エアフォース1」は、存在感あるデザインが特徴。毎日履くならばもう少し控えめなものが良いという場合にはコンバース、オニツカタイガー、スペルガの方が合っているかもしれません。

また、品切れ状態になっていることもよくあるようです。この場合には、サイズは実際ユニセックスなのでメンズ、ウィメンズ関係なく自分のサイズを探してみることをおすすめします。

おすすめ白スニーカー:スペルガ「2750 Cotu」クラシックホワイト

スペルガ「2750 Cotu」クラシックホワイト

ひかえめなデザインで、あらゆるスタイルにあわせやすい白キャンバススニーカー。つま先の丸みある形状により足が華奢に見える効果あり。

おすすめの履き方:ユニークな柄もの、パステル系のカラー、シルクのミディ丈スカート、マキシ丈ワンピ、リネン素材のパンツ、その他ちょっとしたカジュアルな服装との相性よし。

おすすめポイント:ミニマルで質感のある「2750 Cotu」クラシックホワイトは、毎日履いても快適。同じキャンバススニーカーのコンバースに入っているようなつま先部分のゴム素材がなく、主張のない控えめなデザインでより幅広いスタイルに馴染みやすいです。

スタイリッシュかつ快適で、ちょっとした用事もアートギャラリーでのイベントにも履いていけます。素材が柔らかく、新品の状態で履き慣らしていなくても快適に歩けます。清潔感のあるラインに、長く繊細な縫い目がクラシックな印象を与えてくれます。テスト使用者からは、「ソールが薄めにもかかわらず一日中履いていても足が痛くならず快適だった」、「スポーティーながらキュートで実用的。すっかりハマっています」という感想が出ていました。愛用者の同僚からも「長時間履いても、靴擦れしたりマメができたり、不快になったりすることはありません」と言っていました。

スペルガはコンバースの細く長めなデザインと比べると小柄に見せてくれるのもポイント。値段で比べるとスペルガの方が若干高めですが、どちらのブランドもセール価格になっていることが多々あるので気になる人は割引情報を要チェック。

品質については縫い目、金属部分含めてもコンバースと同じくらい上質で、Keds(ケッズ) ウィメンズチャンピオンオリジナルズ(アッパーが薄く擦れやすいキャンバス地になっている)よりも良いです。通常履きで1〜2年持つと考えられます。

購入前の注意点:コンバースと同様、インソールが薄めでクッション性はほぼありません(先述の通り、Wirecutterがインタビューした専門家いわく、そのほうが足の筋肉の良いとのことではありましたが念のため)。濡れた地面では滑りやすいので注意。片足あたりの重さは約360gとコンバース(約260g)よりもほんのわずかに重ため。

正しいサイズの選び方

「いつものサイズ」がどの靴でもぴったりとは限りません。購入前に商品説明や返品・交換ポリシーを確認することをおすすめします。サイトによっては小さな文字でサイズアップ/ダウンを勧めているものもあります。

ユニセックスのものもあれば、メンズ、ウィメンズと分かれているものもあります。これは(一部のランニングシューズを除けば)性別によりデザインの要件が変わるようなことはないため、自分の足にフィットするものであればどちらの性別のものでも関係ありません。

また、オールレザーでできているGreatsのスニーカーは長らく履いているうちに皮が柔らかくなることはありますが、そのほかでは「靴には慣らし期間が必要」というのはよくある誤解だとか。「初めて履いたときに負担がかかる場所があれば、それは長く履いても変わらない」と整形外科医のDr. Lance Silvermanは言います。

すべての靴は、およそ1センチほどの余裕があるとよく、つま先の尖ったポインテッドシューズと比べてラウンド、スクエア型は足指にゆとりが出やすいはずです。Greatsの「The Royale」(ウィメンズ、メンズ)やナイキ「エアフォース1」はコンバース「チャックテイラー」と比べてつま先部分が大きくできているので足の幅が広い人にとってはより快適に感じられます。

足の幅が広い人は、大きめの靴を購入してかかとにパッドを入れるなどして調整(履き心地が安定しないハイヒールを履く際のコツでもある)することもできます。

白スニーカーの手入れ方法

キャンバススニーカー(コンバースやスペルガ)に関しては、古い歯ブラシに薄めた食器洗剤器を使うことをおすすめします。スペルガは洗濯機での洗い方について細かく説明していますが、実際にやってみるとその結果はケースバイケースかもしれません。10年履いたものを洗濯機にかけたらインソールが取れたという同僚もいれば、問題なかったという声も多くあります。コンバースのつま先ゴム部分など部分洗いにはCrep Protect WipesやMr. Clean Magic Eraserを、Greats、オニツカ、ナイキなどレザー/フェイクレザーにはCrep Protectの製品使うときれいになります。古い歯ブラシに薄めた食器洗剤器を使うこともできますが、強く擦らないのがコツです。

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