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中古車購入 [2021.07.07 UP]

はじめての車選び!「買うのと借りるのでは、どちらが良い?」

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この記事の目次
  1. 車を購入する方法
  2. 車を借りる方法
  3. 買うのと借りる、結局どっちが良い?
皆さんは車は買うものだと思っていませんか?たしかに従来は車が欲しいと思ったら、現金で一括購入するのか、それともローンで分割払いにするのかを考える時代でした。しかし今はカーリースをはじめ、必要な時だけ借りるカーシェアなど、買わない選択肢もたくさん登場しています。では、一体どちらがより自分に合っているのでしょうか?今回は買うのと借りるのではどのように違うのか、どちらがより自分に合っているのかを、はじめて車選びをする方にもわかりやすく解説します。

車を購入する方法

学生時代は何か物を買おうと思った時、現金で支払う選択肢しかない方が多かったと思います。しかし、収入を得て社会的に信用されるようになると様々な支払い方法が選択できるようになってきます。車は住宅の次に高い買い物と言われていますので、その支払い方法は現金一括だけではありません。1.現金払い2.分割払い(ローン、クレジットとも言います)このほか、ご両親からお金を借りる、いわゆる親ローンという方法もありますが、ここでは一般的な現金と分割払い(以後ローンと呼びます)で解説していきたいと思います。

現金一括

現金一括で支払う方法です。一括と言っても、注文時に全額支払っても、納車時に支払っても問題ありませんが、ナンバープレートの登録時には諸費用分は先に欲しいというディーラーも多くあります。ローンと違い、金利手数料を支払う必要がありませんが、その分手元の資金がまとめてなくなりますので注意が必要です。なお、以前はお札で直接支払うことが多く、銀行から大金を引き出す手間や防犯の観点から不安もありましたが、最近ではほとんど販売店で振り込みなどのキャッシュレス化を推奨しているため、直接お金を引き下ろすことが少なくなりました。

ディーラー系ローン

ディーラーで申し込めるローンで、●●クレジットという名称の場合が多くあります。見積もりの延長線で続きが簡単、審査結果も早く出る特徴があります。手持ちに資金がなくてもすぐに車を購入できるメリットがあり、ローンを使えばより上のグレードも手が届きやすくなりますが、あくまで借りたお金なので、返済が滞らないよう月々の支払額は充分余裕を持たせましょう。車種によっては低金利キャンペーンなどが適用され、後述の銀行系ローンよりお得な場合があります。新車よりも中古車の方が金利が高い傾向があり、販売店によってもまちまちなので、時間に余裕のある方はディーラー系と銀行系の両方を検討した方がお得になります。

銀行系ローン

こちらは銀行などでお金を借りて毎月返済していく仕組みで、マイカーローンと呼ばれます。ディーラー系ローンより全体的に金利が低めですが、一部車種は低金利キャンペーンなどによりディーラー系の方がお得になる場合もあります。一方で、銀行系ローンは銀行窓口に出向く必要があり、手続きが全体的に時間がかかり、審査も厳しめという特徴があります。ディーラーにとっては現金で一括購入した場合と同じ扱いになり、車の所有権(所有者)は自分となります。

車を借りる方法

ここまで購入する方法をご紹介しましたが、最近では買わない選択肢も一般化しています。以前から法人で利用されてきたリース契約が個人にも広がり、最近では車のサブスクも登場。時代の変化に伴って様々な借りる方法が登場しています。ここでは1.カーリース2.サブスクリプション(サブスク)3.レンタカー4.カーシェアリング以上4つの借りる方法について解説していきます。

カーリース

リース会社が車を購入して、ユーザーに毎月一定額のリース料で貸し出す仕組みで、自分の好きな車種やグレードを自由に選べる特徴があります。新車の時から乗ることができるのでローンで購入した場合と良く似ていますが、自動車税やメンテナンス費用は月々のリース料に含まれている場合が多く、より費用の安定化が図れます。一方で、契約期間が終われば車両を返却する必要があり、ぶつけたりして状態を悪化させないように取り扱いには注意が必要です。また契約期間中の解約は制限されていて、解約できる場合でも中途解約金が発生するなどのデメリットもあります。

サブスクリプション(サブスク)

音楽の配信サービスなどで話題のサブスクですが、車版も登場しています。毎月一定額を支払って車を数年間借りる仕組みで、カーリースにとてもよく似ているサービスです。リースとサブスクに大きな違いはなく、名称の違い以外では、サブスクは契約期間が数か月から借りられたりやや短めであることが多く、申し込んだお店で取り扱っている車種から選ばなくてはならない制限があります。故障修理や自動車保険も料金に含まれている場合があり、より気軽に車に乗れるプランと言えます。

レンタカー

当日~数日間という短期で車を借りる仕組みで、リースと異なり自動車保険も料金に含まれています。レンタカー会社で保有している在庫車から選ぶ必要があり、色々な車に気軽に乗れるメリットがあります。ただ、連休中は貸し出しが多くなり、タイミングによってはどの車種も全く借りられない時も。車は基本的には借りた店舗に返却しますが、使った分のガソリンは入れてから返します。その瞬間しか借りないため、運転はどうしても慣れる間もありませんが、ぶつけたりこすったり傷をつけると追加料金が発生するので注意が必要です。

カーシェアリング

登録して毎月一定額を払うことで指定された車を借りることができる仕組みで、コインパーキングなどに専用の車が置かれています。レンタカーに近い仕組みですが、ガソリンは入れなくても良いメリットがあります。長時間借りたり、または全く借りない月でも費用がかかるなど乗り方によってはレンタカーより割高になる場合があるので注意が必要です。またレンタカー店より少ないため、お住まいの場所によっては恩恵を受けられない場合もあるので、興味がある方は自宅の周辺を検索してみましょう。

買うのと借りる、結局どっちが良い?

では、実際車を購入するのと借りるのでは、どちらが良いのでしょうか。その車を手放すまでにかかる費用が少ない買い方が良い、そう考えた時は、期間が長ければ購入、短ければ借りる方がお得と言えます。しかし一方で月々の出費を一定化できる方がお得と感じる方もいらっしゃいます。車は便利なだけでなく価値観も大きくかかわってくる商品です。検討段階で車種やグレードが変わってトータルの出費が変わることはよくあるため、単にお得かどうかの判断はとても難しいことです。ここでは費用がかからないだけでなく、はじめての方でも選びやすいように価値観にもスポットを当てて解説します。

買う方が良い場合

最初に買う方が合っているケースをご紹介します。車の所有者が自分、つまり本当の意味でマイカーと言えるのは購入した時です。ローンでも支払いが終われば所有者は自分にできます。自分の車をどう扱おうと何の制限もありません。誰にも気にせずに自由に扱いたい方は購入をおすすめします。

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所有物にしたい方

車を所有していることに意義を感じる方は購入以外に選択肢はありません。現金一括で購入すれば所有者は自分になり、マイカーとなります。ディーラー系ローンでは支払いが終わるまではディーラーなどに所有権がありますが、支払いが終われば所有権を自分移すことができますので、マイカーと呼んでも差し支えないでしょう。ローンの支払い途中でも、これまで10万円払ったからボンネット代くらいは払って終わったかな?と毎月の引き落としに対してのモチベーションを高めている方もいらっしゃるとか。なお、デメリットというわけではありませんが、自分の所有物であれば税金や車検点検など、車の維持管理を自分でやらなくてはなりません。

ディーラーで整備を受けたい方

ディーラーで毎回点検を受けたい方は買う方向で検討された方がよさそうです。というのも、借りる方法では指定された工場でしか点検が受けられない場合が多いためです。最近の車は衝突防止装置など電子機器が多く搭載されているため、ディーラーにある専用機器でプログラムを書き換えるだけで調子がよくなる場合も多く、整備保証もついているため安心です。もちろん、町工場にも腕の良い整備士はたくさんいますが、電子機器の対応だけはできないケースがほとんどです。ディーラーの整備は高く思われがちですが、メンテナンスパックは点検料金をセットでお買い得な金額に設定されています。

ずっと乗りつづけたい方

10年以上長く乗り続けたい方は購入をおすすめします。長期のリースでは金利分がどうしても高くなりがちになるためです。乗りつぶす、という表現をする時がありますが、ボロボロになるまで乗り続ける方が費用面でお得であるとも言われています。また伊藤かずえさんのように30年以上も愛着もって長く乗り続ける方・・・とまでは言いませんが、大切に長く乗る予定の方は購入する方向で検討しましょう。自己所有であればより愛着がわくこと間違いなしです。

現金で買いたい方

一括で購入できる資金があるのであれば金利もいらない現金購入が一番お得です。しかし、銀行口座から一気にお金がなくなるため、無理をして購入してしまうとその後の生活が大変になるので注意が必要です。検討段階で予想より高い買い物になってしまうケースはよくあります。欲しい気持ちが先行して予算以上の車を購入してしまったために、その後の生活が苦しくて結局車を手放してしまったというお話もあります。現金で購入する場合はくれぐれも無理のない金額の範囲で検討するようにしましょう。

カスタマイズしたい方

リースやサブスクは借り物なので、勝手にカスタマイズすることはできません。ステッカーや塗装などはもちろん、社内につけたオプションも基本的には元に戻してから返却する必要があり、そのための整備費用も自己負担しなければならなくなります。取り付けたままでも良い場合がありますが、用品はそのまま回収され、後日の返却もないので注意が必要です。レンタカーをカスタムする方はいないと思いますが、元の状態で返却しなければ追加料金が発生するのでぶつけたりしないよう取り扱いには十分注意しましょう。

ペットを乗せたり、たばこを吸う方

ペットを乗せたり、車内でたばこを吸いたい方は迷わず購入を選びましょう。最近はどこも禁煙スペースだらけで、落ち着いて吸えるのは車の中くらいになりつつありますが、しかしたばこのにおいは染みついてしまい、中々落ちるものではありません。ペットの場合も同じで、においがつくだけでなく、内装をひっかいたりして傷つけてしまうことも多くあります。ペットの同乗も喫煙もリースなどでは禁止している場合が多く、違反がわかると返却時に追加料金が発生する場合があるので注意が必要です。

走行距離が多い方

走行距離が多い方は買った方がお得と言えます。ずっと乗り続けたい方は走行距離も自然と伸びるはずです。リースでは契約時に設定した走行距離を超えると、返却時に残存価値が下がるため違約金が発生する場合があります。かと言ってリースの契約時に走行距離を多めに設定すると月々のリース代が上がってしまいます。月々どれくらい走行するのか、例えば通勤で使用する場合は会社までの距離×2(往復)×出勤日で計算するなどして割り出しましょう。営業活動で使用する場合は、先輩などに月間どれくらい走行するか聞いてみるのも良い手です。もし月間1500kmを超えてきそうな場合はリースよりローンなど購入する方を検討しましょう。

借りる方が良い場合

次に借りる方が合っているのはどのような場合か解説します。昔から会社の車はリースで導入することが多くありましたが、近年では個人にも借りる選択肢が普及してきました。まとまった資金がなくても車に乗れる手段がたくさんありますが、返すことを想定して使わなくてはなりません。車を所有物としてではなく、費用として割り切れる場合は借りた方がお得かもしれません。

出費を安定させたい方

借りる場合、出費がとても安定するメリットがあります。車検や点検、自動車税などの大きな費用も月々の費用に含まれている場合が多く、プランによっては自動車保険やタイヤ交換、バッテリー交換費用までも含まれるものもあります。もちろん駐車場代や燃料費は別途かかりますが、月々の出費に波が出ることはほとんどありませんので、家計のやりくりが楽になります。また法人や個人事業主が業務で車を使用する場合は、リース契約にすれば月々のリース料は全て経費とすることができるため大きなメリットになります。

色々な車に乗りたい方

リースには3年程度で乗り換えられる短期プランが存在します。リース会社によっては最短一か月というところもあり、レンタカーに至っては毎日違う車に乗ることさえできます。逆に買う場合はそう簡単に買い換えることはできませんので、色々な車に乗り換えてみたい方には借りる方が合っていると言えます。

扱いが丁寧な方

短期で借りるレンタカーはもちろん傷をつけられませんし、長期で借りるリースでも返却する時はあまりに傷だらけになっていると追加料金が発生するケースがあります。借りている場合、返却するものという意識を持って丁寧に使う必要が出てきます。逆に車に傷がついても全く気にしないおおらかな方は購入を選んだ方が良さそうです。

使用頻度が少ない方

使用頻度が少ない方、例えば旅行の時だけ使いたい場合や、土日しか乗らず走行距離が少ない場合は借りる方が経済的です。一方、駅が歩ける距離になかったり、バス停が一時間に1本あるかないかという場所にお住まいの場合は、車はひとり一台の必須アイテムのはず。どうしても走行距離も多くなりますので、この場合は購入がおすすめです。

家に車を持たない選択肢

出費だけを考えた時、普段は電車やバスだけで用が足りてしまうのならマイカーは必要ないという考え方も合理的です。必要な時だけレンタカーやカーシェアを利用すれば良く、突き詰めればタクシーなら運転手付きで家まで迎えに来てくれます(借りるとは違いますが)。例えば毎週近くのスーパーまでタクシーで往復4,000円かかったとします。毎月5回利用したとして、月の出費は2万円。費用だけでお得かどうかを判断すると、実はタクシーが一番安かったというケースも。とは言え、全てが合理的かどうかでは決められないことが多いですよね。何が自分にとって大切なのか、今一度考えてみる必要があるかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?ライタープロフィールグーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

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