07

Mar

もうちょっとボタンが欲しい人へ。普通に使える9ボタン軽量ゲーミングマウス「Rival 5」

普段使いできる形状に違和感なく3ボタンを追加

真上から見たところ。オーソドックスな形状と言える

次に実機を見ていく。本体サイズはゲーミングマウスとしては標準的で、軽量化のためのボディの穴などはない。形状も先端の方が左から右に少し傾斜している程度で、奥から手前に向けて少し膨らんでいる。これもよく見る形状で、奇をてらったところはない。

手にしてみると、サイズの割には軽いと感じるのは確か。無難に見える形状ながら、ボタンや側面は上手く手に沿うよう反った形状になっており、フィット感はかなりいい。元々が約85gという軽さだが、それ以上に軽いと感じる。

筐体の素材はABSプラスチック。表面はざらつきのある表面処理で、親指が当たる部分は強めのざらつきにするなど、部位によって少しずつ処理を変えている。全体としてはさらっとした手触りだ。

もうちょっとボタンが欲しい人へ。普通に使える9ボタン軽量ゲーミングマウス「Rival 5」

センサー位置はボディのほぼ中央。ソールは上部と下部に大きめのものが1枚ずつ使われている。ソールは貼り換えを考慮してか、ソールのすぐそばに指をひっかけてはがせる穴が空いている。

底面。ソールが剥がしやすいように小さな穴が空いている

ボタン類は、上部には左右クリックとホイール、DPI切り替えボタン。ホイールは回転のみで左右のチルト操作は非対応。左側面にある2ボタンも標準的な位置にあり、親指で押してブラウザの進む・戻るなどの操作に普通に使える。

ぱっと手にして、普通のマウスとして使うのに、何ら違和感がない。オーソドックスで無難、誰が持っても違和感なく使えそうな印象だ。これが本機にとって、とても大きな魅力となる。

注目すべき残りの3ボタンを見ていこう。搭載位置はいずれも左側面で、2つのサイドボタンのすぐ上に1つ、そして親指を置く位置から先端に向かう方にもう1つある。

左側面。4つのボタンがあるように見える

「あれ、追加のボタンが2つしかないぞ?」と筆者も最初は困惑したのだが、サイドボタンの上にあるボタンは、実は上下に動くスイッチになっている。上と下に入力できるので、これで2ボタン分というわけだ。

このスイッチは2つのサイドボタンよりも出っ張っており、上下の入力の際にうっかりサイドボタンを押したりしないようになっている。またサイドボタンと組み合わせることで、感覚的には上下左右のボタン操作ができる。

もう1つの親指の先にあるボタンは、シンプルに押すだけのもの。くの字に曲がった大きめのボタンで、くの字の手前でも奥でも正しく押せるようになっている。一般的な男性の手より少し小さめの筆者の場合、ほんの少し親指を伸ばせばくの字の下の方に届く。押したい時にすぐ押せて、誤入力もしにくい、いい距離感だ。

ケーブルはかなり柔らかくて軽い。他社のゲーミングマウスに使われている編組ものと比べても遜色ない柔らかさだ。またケーブルの付け寝が少し上向きになっているのも特徴。

右側面。こちらにはボタンはないケーブルはかなり柔らかい