宝田恭子さんに学ぶ口臭対策エクササイズ!1日3回の舌回しでドライマウスと顔のたるみを解消
最も気になる自分のニオイは、口臭でした!
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年を重ねると唾液量が減り、口臭への悩みが増えます。歯科医師の宝田恭子(たからだ・きょうこ)さんに、口臭の原因と予防方法、そして「舌回し」や「咀嚼(そしゃく)エクササイズ」、唾液腺マッサージによる口臭の解消法を教えてもらいました。
最も気になる自分のニオイは、口臭でした!
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女性1307名に「自分のニオイで最も気になるところ」についてアンケートを実施したところ、自分のニオイで最も気になるのが「口臭」という結果になりました。1位 口臭 54.9%2位 頭臭 22.2%3位 体臭 11.5%「雑誌ハルメク2019年2月号愛読者はがきアンケート」より、回答者:1307名
口臭がきつくなる原因は
口臭は大きく分けると、病的な口臭と生理的な口臭に分かれます。病的な口臭は虫歯や歯周病、義歯の不適合などが原因で、治療を受ける必要があるもの。一方、生理的な口臭は誰にでもあるものです。特に年齢を重ねるとホルモンバランスの乱れや、唾液の分泌量の低下から口内の悪玉菌と善玉菌のバランスが崩れ、生理的な口臭が起こるのはしかたがないことです。
口臭を予防する対策は、1日の口臭リズムを知ることから
1日の口臭リズム例
では口臭を防ぐにはどうすればよいか。まずは1日の口臭リズムを知ることから始めましょう。例えば、朝起きたときに口臭がない人はいません。寝ている間に唾液の分泌が減り、口臭の元となる細菌が増殖するからです。また、空腹時も同様。そして、食事をすると一気に口臭レベルが下がります。咀嚼(そしゃく)をすることで唾液が出て口の中が潤い、口臭の原因となる細菌が激減します。つまり、口臭予防は唾液を味方にすることがポイントです。口臭が強くなる時間帯に口の中を潤わせればよいのです。ただし、口が渇いたからといって、すぐにあめやガム、飲み物に頼ってはダメ。自分の体の機能を活用して唾液を出すことが大切なのです。
1日3回の舌回しでドライマウスと顔のたるみを解消
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まずは1日3回、口の中で舌を大きくぐるぐる回す「舌回し」で、唇の裏側をしっかり押していきます。唇の下や頰の粘膜にある唾液腺が刺激され、唾液の分泌が促されるので、口内が潤います。目も同時に回すことで、口の周りにある口輪筋と目の周りにある眼輪筋のどちらも鍛えられ、目元、口元を活性化する効果もあります。顔のたるみが気になる人は「宝田式エクササイズ」とあわせて、「舌回し」に挑戦するのがおすすめです!1上唇と歯茎の間に舌を入れる2右のほうれい線を裏側から押し上げる3右下の歯茎をなぞる4下唇と歯茎の間に舌を入れる5左のほうれい線を裏側から押し上げる6(1)の位置に戻ったら1周終了7出てきた唾液を下を向きながら飲み込む8舌回しで使った筋肉をクールダウン