コンテキストメニューから「Windowsターミナルで開く」を取り除く
Windows 11のデスクトップにおけるコンテキストメニューには、「Windowsターミナルで開く」という項目がある。通常のコンテキストメニューではアクセスキーの類が設定されていないため、クリック/タップで選択するしかない。第6回で紹介した方法で旧コンテキストメニューに切り替えると、「W」キーが反応する。
「まん防」実施下で外出もせず、起きている間はPCで仕事かPCゲームをプレイする生活を続けているが、その中でフッと気付いた。「コンテキストメニューからWindowsターミナルを起動したことがない」ことに。
筆者はWindowsターミナルをタスクバーにピン留めし、「Win」+数字キーで起動している。カレントディレクトリ(フォルダー)の移動も「cd ~」で済むため苦にならない。ならば、ということで「Windowsターミナルで開く」を取り除くことにした。
reg add "HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions\Blocked" /v "{9F156763-7844-4DC4-B2B1-901F640F5155}" /t REG_SZ /f |
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本カスタマイズはHKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions\Blockedキーに、Windowsターミナルを示すGUIDを登録して、項目の表示を省いている。
再び表示させる場合は「reg delete "HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions\Blocked" /v "{9F156763-7844-4DC4-B2B1-901F640F5155}" /f」を実行して、先のカスタマイズを破棄すればよい。
逆にコンテキストメニューからWindowsターミナルを自由に起動したい方は、GitHubの投稿が役立つ。合わせて参考にしてほしい。
あくつよしかず1972年生まれのITライター。PC総合誌やDOS/V専門誌、Windows専門誌など、各PC雑誌の編集部員を経たのちに独立。WindowsとLinuxをこよなく愛しつつ、PC関連の著書を多数手がける。近年はBtoCにとどまらず、BtoBソリューションの取材やインタビューが主戦場。休肝日を設けず日々飲み続けてきたが、γ-GTP値が急激に増加し、早急な対応を求められている。