提出期限、必要書類、書き方は?奨学金の受給を続ける時に必要な「奨学金継続願」の基礎知識
学費などのために奨学金の受給をしていると、毎年1回「奨学金継続願」というものを提出しなければいけません。
直前になって慌てて準備しないように、いつまでが期限なのか・どのような書類が必要かなどを一緒に確認しましょう。
「奨学金継続願」の提出期限は2023年のいつまで?
奨学金を受け取っている人は、来年度も受け取りを継続するかどうか、毎年1回届け出を出さなくてはいけません。
毎年12月から2月頃に学校から「給付奨学金継続願」の書類が渡されます。学校によって提出期限が違うので、学校の指示に従い、定められた期間中に提出しましょう。
【参考】奨学金継続願の提出 | JASSO - 日本学生支援機構
「奨学金継続願」の必要書類はなに?
父・母など、生計維持者の収入に関する証明書類の準備が必要です。
前年1月2日から提出期間までの転職・開業等の有無によって、提出する書類が変わります。
詳細は下記の日本学生支援機構ホームページ「(1)準備する収入に関する証明書類」を参考にして下さい。
【参考】奨学金継続願の提出 | (1)準備する収入に関する証明書類
実際の例を元に「奨学金継続願」の書き方を紹介。 パソコンでも提出できる?
「奨学金継続願」は、「スカラネット・パーソナル」というサイトで、パソコンまたはスマホを使って提出します。
では次に、「奨学金継続願」の記入方法を執筆現在(2022年3月中旬)最新版の「令和3年度奨学金継続願の記入例」を使って説明します。
【参考】変更方法(各種届出・願出・繰上返還申込)
「あなたの収入」には、指定された期間の収入を記入します。
(a)~(f)までの項目を入力し、最後に合計も記入します。収入が無い箇所には「0」万円と記入するようにしましょう。
「あなたの支出」には、学費と生活費等の記入が必要です。学費は、定められた期間の学費を記入します。
また、「あなたの収入」にある「家庭からの給付」には、父母等が支払った授業料等が含まれています。
なので、「あなたの収入」にある「家庭からの給付」と「あなたの支出」の学費は、金額に見合った内容を記入しましょう。
【参考】日本学生支援機構|記入例
「スカラネット・パーソナル」では、自分の経済状況とその理由に関して具体的に説明しなければいけない欄があります。
記入漏れしてしまうと、書類に不備があったとなり、改めて記入しなければいけないので注意しましょう。
※データは2022年3月中旬時点での編集部調べ。※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。※詳しくは日本学生支援機構のホームページなどでご確認下さい。
文/山田ナナ