監視カメラ映像をクラウドに録画するサービス 「クラウドビデオレコーダー」を2月25日より販売開始
アムニモ株式会社(本社:東京都武蔵野市、代表取締役社長:中林 千晴、以下 アムニモ)は、広域に展開した多数の監視カメラで撮影した映像をクラウド上のストレージに録画することを可能とするサービスである「クラウドビデオレコーダー」の販売を2022年2月25日より開始します。
監視カメラの普及が進むにつれて、その用途は防犯目的にとどまらず、遠隔監視による現地状況の把握、画像の活用による顧客の業務・管理支援などに広がり、ビジネスへの活用というニーズも高まっています。映像の録画メディアについても、カメラに装着されていたSDカードではなく、映像の用途に応じてエッジデバイス内の高信頼性の保存領域やクラウド側のストレージなどを使い分けて利用するケースが増えています。
アムニモが開発した「クラウドビデオレコーダー」は、撮影した映像のすべてをパブリッククラウドのストレージに保存することを可能とし、保存された映像をクラウド上で動作するアプリケーションにより操作することを可能とするサービスです。昨今ではMVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信事業者)が提供しているモバイルデータ通信において、特に上り方向のデータ通信料金の低廉化が進んでいることもあり、リーズナブルな価格で映像をクラウドに送ってクラウドストレージに蓄積することを実現しています。
構成図
図1:クラウドビデオレコーダーの構成図
■「クラウドビデオレコーダー」の特徴
1. 現場の装置が破損したり盗難された場合でも、その時点までに撮影されていた映像はクラウド側で保存されていて失われない
2. 他システムとの連携やカスタマイズにより映像活用の多様な需要に対応
例1:工場における製造ラインの監視映像や重要施設の防犯映像など、すべての録画映像を保管することが必要な用途での映像収集に利用可能
例2:河川監視における住民への閲覧用映像の提供など、公開用映像を取得する手段として活用可能
■「クラウドビデオレコーダー」の主な仕様
1. 録画データ保存日数に応じた加入プラン
クラウドビデオレコーダーの料金は、アムニモ指定のカメラ設定にて撮影された場合は録画データの保存期間に応じた料金が適用されます。また、もし利用者が独自のカメラ設定で利用することをご希望される場合は、撮影条件に応じたカスタム料金を規定するなど、フレキシブルな料金設定が可能です。
2. ビデオウォールによる複数カメラ画像の一覧表示
複数の監視カメラから送られてきた映像から抽出されたサムネイル画像をスクリーン上に一覧表示して、監視カメラの全体の運用状況の確認や撮影領域全体の状況把握を行なうことを可能とします。監視カメラの設置台数が多く、1画面に収まりきらない場合は、順々に切り替えて表示していくことを可能とします。
ビデオウォール画面
図2:ビデオウォール画面の例
3. 個別のカメラ映像を制御
保存された映像の中から時刻を指定して、スナップショットによって静止画を切り出したり、クリッピングにより指定された長さの動画を切り出したりすることが可能です。またカメラの動作に異常が感じられる場合には遠隔からカメラをリセットすることも可能であり、修理のための現地への人の派遣を減らすことが可能になります。
個別のカメラ制御画面
図3:個別のカメラ制御画面の例
4. 地図上へのカメラ位置のマッピング
登録されたカメラの位置を地図上に表示することが可能です。これにより、事件事故の発生現場の近傍のカメラを選択して映像を閲覧するなど、カメラの設置場所に応じた映像活用が可能になります
■カメラや通信をセットにした「お試し利用パッケージ」を提供
アムニモは、クラウドビデオレコーダーのサービス開始に伴い、お客さまに同サービスを簡易に利用していただくための「お試し利用パッケージ」の提供を併せて開始いたします。こちらはクラウドビデオレコーダーのサービスを利用するための通信デバイス(屋外用IoTルーターAR20)、IPカメラ、モバイル回線、取り付け用の金具等をすべてセットにして、利用者がすぐにお試し利用を始めることを可能とするパッケージになっています。利用期間は最大3か月となっており、利用者は初期費用とその間の利用料の負担のみでサービスを利用することが可能です。ご利用を希望される方は、アムニモのWebサイトよりお問い合わせいただくようお願いします。
[クラウドビデオレコーダー「お試し利用パッケージ」の料金]
初期設定料金:6,000円
月額利用料金:4,500円/月
※価格は税抜き
お試し利用パッケージ
図4:クラウドビデオレコーダー「お試し利用パッケージ」の構成
アムニモは、常時の録画をエッジデバイスに搭載されたSSDにて保存して、何かあった時の映像をクラウドに送って活用することを可能とする「統合ビデオ管理システム」の提供を既に開始していますが、本サービスはこれとは異なるコンセプトで開発された映像活用ソリューションであり、全ての映像をクラウドに送り、そこで保存することを必要とする業務に最適化されたサービスになっています。今後もお客さまの映像活用に関するさまざまなニーズに応えられるよう、サービスラインナップの拡充と個々のサービスの機能拡張を行なっていきます。
【会社概要】
会社名
所在地
会社発足日2018年5月17日
代表取締役社長:中林 千晴(なかばやし ちはる)
資本金<9,000万円(横河電機100%出資)
事業概要
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