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Apr

自宅のWiFiが遅い原因と3つの解決策

私の大好きなトピック「ワイヤレスネットワーク」に関する質問が来たので、腕まくりをしてお答えしていこうと思います。

米Lifehackerでは何度もWiFiについて取り上げていますが、それは読者から「Tech 911」に大いに不満が寄せられる、かなり頻繁に問題が起こるストレス要因だからです。

WiFiの速度が遅くて仕事にならない

先日、米Lifehackerの愛読者Garethがこのように質問をしてきました。

3つのトラブルシューティング

まずは、Garethさん、WiFiの悪夢の写真を添えて質問を送ってくれてありがとうございます。

あなたのPS4と古いノートパソコン両方で接続速度が最悪(下り5Mbps以下)なのに、スマホでは速度が出ている(下り110Mbps以上)というのが確認できました。

質問の中で、イーサーネットケーブル経由でデバイスに接続しても、速度がまったく安定しなかったというところを読むまで、私の頭にはいくつかトラブルシューティングのアイデアが浮かんでいました。

これは少々厄介です。

一般的に、デバイス間で接続速度が一貫しないという問題がある時に、私がよく提案する基本のトラブルシューティングTIPSは3つあります。

質問者はすでに最初のTIPSはやったのだと思われます。ですから、ネットワークの問題を解消するのであれば、2番目の案を試してみてください。

その後で、ルータを工場出荷時の状態にリセットするのもおすすめです。WiFiを再度設定しなければなりませんが、5分程度のことです。

これで、立ちどころに問題が解決するかもしれません。

最後の案ですが、質問者は(WiFi中継機ではなく)ルーターのイーサーネットポートにノートパソコンを直接接続し、比較的新しいイーサーネットケーブル(CAT5eかCAT6)を使っていると想定します。

念のために、別のイーサーネットケーブルを使ってみてください。

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質問者のPS4が、イーサーネット接続にそこまで悪戦苦闘しているのは本当に不思議です。

古いノートパソコンをイーサーネット経由でルーターに直接接続している時も、同じ結果だったのだろうと思われます。

速度を上げたい場合は、PS4に接続し直してみてください。それでもまだ遅い場合は、新しいノートパソコンなどで接続してみてください。

ルーターとデバイス、どちらに問題があるか?

基本的に、ここでの目標は、ルーターに問題があるのか(私は問題はこちらだと思っています)、それともデバイスに問題があるのかを突き止めることです。

普通、ルーターに問題がある場合は、接続しているすべてのデバイスで問題が起こると思いますが、問題を見極め難くしている何らかの変数があるかもしれません。

例えば、新しいノートパソコンは、接続が安定しているルーターの5GHzの帯域で接続している可能性があります。


   自宅のWiFiが遅い原因と3つの解決策

一方、古いノートパソコンは2.4GHzでしか接続できず、あらゆる問題が起こっているのかもしれません。

イーサーネットの問題というのは厄介ですが、別のイーサーネットケーブルを使ったり、ルーターの別のイーサーネットポートを試した場合に、普通の速度が出る可能性もあります。

質問者の使っているルーターが、ISPが提供しているルーター/モデムの場合は、ISPに問い合わせて、交換(もしくはアップグレード)してもらったほうがいいと思います。

ISPが渋ったり、質問者がそこまでやりたくない場合は、デバイスに必要なファームウェアのアップデートがあるかを聞いてみましょう(もしくは、ケーブルモデムを抜いて、数分待ってからもう一度挿し直すと、強制的にアップデートされます)。

自分で新しいルーターを買ってみる

また、自分で新しいルーターを買ってみるのもありです(契約している速度が出る、安くてシンプルなものがおすすめ)。

ケーブルモデム/ルーターはブリッジモードに設定しましょう。

基本的に、負荷のかかることはすべて新しいルーターにやってもらうのです。

すでにこのようなセットアップになっている場合は、トラブルシューティングの段階としては、新しいルーターを探す価値があるところにいると思います。

もう一度言いますが、ルーターは60ドルくらいのTP-Link Archer A7のような速くてシンプルなものを選び、現在使っているものと交換してください。

これで問題は完全に解決するはずです。おそらく、家中できちんと接続するためのWiFi中継器も必要なくなると思います。

一般的に、使わなくてもいいのであれば、私はWiFi中継機を使わないほうが好きです。正確な場所(ルーターの場所とルーターのカバー範囲のほぼ中間)に設置しなければ速度が出ません。

また、WiFi中継器自体がルーターのバックホール接続に対応していない場合もあります。

5GHzを使ってルーターに接続し、2.4GHzネットワークを出力したい、もしくは2.4GHzを使ってルーターに接続し、5GHzネットワークを出力したい場合もあるかもしれません。

WiFi中継器がデバイスやルーターに同じ帯域で伝送する設定になっている場合は、速度が可能な最大速度の半分(最小)になります。

2.4GHz帯と5GHz帯に分ける

質問者がルーターのトラブルシューティングをやってきたのは素晴らしいと思います。高速のDNSに切り替えるというのは、どんな状況でもできる一般的なトラブルシューティングです。

ただ、ポート転送はする必要がないと思います。

接続全体には影響がありますが(例えば、オンラインゲームのサービスに接続するような場合)、ダウンロード/アップロード速度には影響がありません。

あとひとつ頭に浮かんでいるのは、質問者がどうしてもこのルーターを使いたいのであれば、WiFiネットワークを2.4GHz帯と5GHz帯に分けるというものです。

そうすれば、少なくともデバイスがそこその速度が出ているいずれかの帯域にアクセスできている間は、辛うじて使うことができます。

ただし、これはあくまでも応急処置です。

私が提案した案すべてがうまくいかない場合は、新しいルーターを買いに行った方がいいと思います。

ルーターのせいでおかしなことになっているなんて、よくあることです!

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Image: Shutterstock

Source: Portforward

David Murphy - Lifehacker US[原文]