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Sep

ネットギア、国内初の802.11ad対応Wi-Fiホームルーター「Nighthawk X10 R9000」6月9日発売

802.11ac Wave2対応の中継器「Nighthawk X4 EX7300」も

Nighthawk X10 R9000

 ネットギアジャパンは、Wi-Fiの新規格「IEEE802.11ad」をサポートする家庭用Wi-Fiルーター「Nighthawk X10 R9000」を6月9日に発売する。あわせてIEEE802.ac Wave2対応のWi-Fi中継器「Nighthawk X4 EX7300」も同日より提供する。価格は「Nighthawk X10 R9000」が5万7800円(税込、以下同)、「Nighthawk X4 EX7300」が1万4800円となる見込み。

Nighthawk X10 R9000

 「Nighthawk X10 R9000」は、60GHz帯を利用するIEEE802.11adをサポートし、理論値で最大4.6GbpsのWi-Fi通信が可能。IEEE802.11ad対応の家庭向けWi-Fiルーターとしては、国内初の製品となる。なお、USBアダプターなど、IEEE802.11adの子機として使えるデバイスは付属しない。現時点ではIEEE802.11ad対応のデバイスは市場に登場していおらず、今後市場に登場するデバイスでの使用が想定されている。

Nighthawk X10 R9000

ネットギア、国内初の802.11ad対応Wi-Fiホームルーター「Nighthawk X10 R9000」6月9日発売

 加えて、IEEE802.ac Wave2やIEEE802.11a/b/g/nもサポート。60GHz(IEEE802.11ad)、5GHz、2.4GHzという3つの周波数帯を同時に利用できる。Wi-Fiでは複数の子機との同時に通信するMU-MIMOや、電波の弱い端末の通信を増幅させるアクティブアンテナ機能に対応する。

 有線LANでは、ギガビット(1Gbps)対応のLANポートを6基備え、2つのギガビットLANポートを使用して倍速の通信を実現するリンクアグリゲーション技術も対応。さらに、ファイルサーバーなどへの接続用として、10ギガビット対応のLANポート(SFP+スロット)を1基搭載する。

 USBで接続したHDDをメディアサーバーとしてクラウド経由で使う機能を備える。また、DLNAサーバーやプリンター共有も対応。設定はスマートフォンアプリから行える。大きさは約224×168×74mmで、重さは約1.865kg。

Nighthawk X4 EX7300

 「Nighthawk X4 EX7300」は、IEEE802.ac Wave2(最大1733Mbps)をサポートするWi-Fiエクステンダー(中継器)。コンセントプラグを内蔵し、直挿しで設置できる。中継用の電波と子機接続に使用の電波を帯域を分けて、中継速度の低減を防ぐ機能も備える。

 子機との接続は、5GHz帯および2.4GHz帯のWi-Fi(MU-MIMO対応)や、1ギガビット対応のLANポートで子機と接続できる。大きさは約161×81.4×44.5mm、重さは約0.3kg。

「Orbi」シリーズには小型モデルも

 また、Orbiブランドで展開している、ルーターとサテライト(専用中継器)を使うホームWi-Fiシステムでは、追加用のサテライトが近日中に発売される。

 あわせて、小型版「Orbi mini」も近日発売と案内された。カバーエリアが最大185平方メートルと、Orbiの371平方よりも狭まるものの、大きさが170.3×78.9×225.8mmと一回り小さくなっている。

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