第2回 無線LANはどうやって設定する?――「N-06A」:「N-06A」の“ここ”が知りたい
質問:無線LANはどうやって設定するのか
無線LANを利用するには、まず通信モードを「FOMAシングルモード」以外に設定する必要がある。通信モードの切り替えは、待受時にiチャネルキーの長押しから行える。
その後、待受時に決定キーを長押ししてアクセスポイントを検索し、一覧からESS-IDを選択。その後WEPキーなどを入力すると、無線LANでの通信が開始する。そのまま設定をプロファイルとして登録して次回以降は自動接続することもできるし、その場限りの利用にもできる。
アクセスポイント一覧からの接続は「接続先設定」→「一時接続」を選択(写真=左端、左中)。待受画面で決定キーを長押しするか、「一時接続」を選択済みなら「ネットワーク検索」を選択しても同じ操作ができる。その後、接続可能なアクセスポイントのESS-ID一覧が表示されるので、接続したいアクセスポイントを選択(写真=右中)。暗号化されている場合にはWEPキーの入力方法を選び、WEPキーを入力する(写真=右端)アクセスポイントへの接続に成功すると、接続開始か、ほかのアクセスポイントに接続中なら切り替えの確認になり、「YES」を選ぶと無線LANへ接続する。引き続きプロファイルとして登録するかを決める。無線LANへ接続が開始すると、ピクト欄に「WLAN」のアイコンと電波強度が表示される(写真=左、中)。事前のプロファイル設定では、暗号化方式に802.1xやWPAも設定可能。WPA2にも対応している(写真=右)なお、簡単な操作で設定できる「WPS(Wi-Fi Protected Setup)」にアクセスポイントが対応している場合、「かんたん接続」から、ESS-IDやセキュリティ方式などを設定できる。設定方法の詳細はNECのWebサイトで案内されている(外部リンクを参照)。
質問:無線LANには自動接続できるか
プロファイルが登録されたアクセスポイントには自動接続が可能。無線LANがオンになっている場合と、無線LANがオンの設定でN-06Aの電源を入れた直後に、一定周期でアクセスポイントを検索して、プロファイルに登録済みのアクセスポイントがあれば自動接続する。
また、自動接続するアクセスポイントの優先順位の設定も可能だ。自動接続に関しては、無線LAN内蔵のノートPCやスマートフォンと基本的な動作は同じと思っていい。
プロファイルは設定順に優先接続先として登録されるが、任意に並べ替えることもできる(写真=左)。優先接続先から削除すると、プロファイルとしては残るが自動接続しなくなる(写真=中)。アクセスポイントの自動検索は最大間隔を1〜10分で設定可能。間隔が短いほど待受時間が短くなるので注意したい(写真=右)質問:公衆無線LANはどのサービスが使えるのか
筆者の確認した限りでは、ドコモの「mopera U(Mzone)」と「BBモバイルポイント」「FON」は問題なくブラウザ認証でログインし、利用できた。NTTドコモのWebサイトでは、802.1x認証による自動ログインの設定が公開されており(外部リンク参照)、実際に自動ログインすることも確認できた。N-06AのフルブラウザはCookieをサポートしているので、mopera Uでは接続IDとパスワードを一定期間記憶する「簡単ログイン」も利用できる。
なお「ホームU」の契約に関わらず、公衆無線LAN接続で利用できるのはフルブラウザのみになる。
BBモバイルポイントでのログイン直後の画面。N-06Aはタブブラウザに対応しているので、ログアウト画面がタブで開くのも便利だ