いまさら聞けない「無線LANルーター」の基礎 “1台4役”の中身とは?:無線LANアクセスポイントと無線LANルーターの違い【中編】
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一見して似ているが、実は明確な違いがある「無線LANアクセスポイント」と「無線LANルーター」。両者を理解して自社にぴったりのものを選ぼう。無線LANアクセスポイントに焦点を当てた前編「いまさら聞けない『無線LANアクセスポイント』の基礎 一言で説明すると?」に続き、中編となる本稿は無線LANルーターの仕組みを説明する。
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いまさら聞けない「無線LANルーター」“4つの機能”とは
無線LANルーターは、無線LANアクセスポイントの機能と、異なるサブネット(小規模ネットワーク)間でパケットを転送するルーターの機能を備える。スマートフォンやタブレット、ノートPCといったクライアントデバイスをLANに接続する役割と、LANとインターネットの間のゲートウェイの役割の両方を果たすことができる。
大半の無線LANルーターは、4ポートのイーサネットスイッチも搭載している。そのため、数台のPCをイーサネットケーブルで有線LANに接続させ、インターネットにアクセスさせることが可能だ。他にも基本的なファイアウォール機能を備える。まとめると、無線LANルーターは1台で下記の4つの機能を提供する。
前述の通り、無線LANルーターは無線LANアクセスポイントの機能を持つため、無線LANアクセスポイントの“一種”と見なすことができる。一方で無線LANアクセスポイントには無線LANルーターの機能はない。そのため複数の無線LANアクセスポイントを使用する場合、LANとインターネットの間のゲートウェイの役割を果たすルーターも別途必要となる。
後編は、無線LANアクセスポイントと無線LANルーターの主な違いをおさらいする。
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